地域学のすすめ: 考古学からの提言 (岩波新書 新赤版 793)

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  • Amazon.co.jp ・本 (178ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784004307938

感想・レビュー・書評

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  • 考古学の視点からの古代史。
    記紀中心の文献での古代史ではどうしても畿内中心の古代史になるが、考古学の発掘成果を踏まえると、日本各地でそれぞれに古代文化が形成されていることが判る。
    出雲、吉備だけで無く日本海、沖縄、飛騨盆地といった今まで古代史には縁の無かった地域を含めその地域地域での独自文化を見直そうという定言をしている。

  • 考古学に関する見地があればもっと楽しめたかもしれません。

    地域性にスポットを当てて歴史をみるというスタンスは面白いですよね。本書にも書いてあるように、歴史はどうしてもその時代時代の政治勢力から見たものになってしまいますから、その視点をちょっとずらせば、様々な発見が出来るかも?

  • しばらく放置。ようやく読了。自分の求めていたものとはちょっと違うかな。

  • ちと寄せ集めっぽくて出来が良くない.
    こぼれ話: 正倉院に残る養老7(723) の下総国葛飾大嶋郷 (柴又付近) の戸籍には,刀良(トラ)さんや,佐久良(サクラ)という名前の人が居たらしい.

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著者プロフィール

考古学者。1928年大阪市生まれ、2013年没。同志社大学大学院文学研究科修士課程修了、元同志社大学名誉教授。旧制中学時代から橿原考古学研究所に出入りし、考古学と古代史の接点である古代学を専門とする。「地方の時代」や「古代ブーム」の推進者的存在で、学界最後の重鎮として知られた。2012年第22回南方熊楠賞を受賞。『日本神話の考古学』(朝日文庫)、『倭人伝を読みなおす』(ちくま新書)など著書多数。

「2022年 『敗者の古代史 「反逆者」から読みなおす』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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