- Amazon.co.jp ・本 (215ページ)
- / ISBN・EAN: 9784004308256
作品紹介・あらすじ
バブル経済の崩壊後、都政はどのように変容したか。知事の権力、官僚の活動、議会と選挙、政策形成といった都政の政策過程、そして税財政や都市再生、環境・福祉・文化などの政策論をわかりやすく解説し、新しい分権改革下における今後の都政を考える。一九九一年に刊行された『都庁 もうひとつの政府』の姉妹編。
感想・レビュー・書評
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2009年11月
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あの頃から多少はましになったのかと感じる
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確か革新自治体の歴史を調べるときに使った気がする
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10年前に書かれた本だが、基本はわかった。
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■都市づくりは、都市の魅力をより高めることを目的とするが、一方で、それがもつ負の側面をどう抑制し解決するかが課題となる。それが都市再生を考える起点である。131
■東京の都市再生については、次のような選択肢があろう。まず都市を拡大化するのか抑制化するのか、経済優先でいくのか生活優先でいくのか、二つの軸を組み合わせて見ることだ。158
■都政の都市再生は、都自らが主体性を発揮し区市町村と連携しながら独自の政策ビジョンを構想し実践すべきである。160
■直面する都政の課題は大きく三点あろう。一つは都財政の再建、二つめは都庁の経営改革、そして三つめに都民ニーズへの政策対応だ。193
■都民生活を支える都市経営での課題も多い。これからの都市づくりは経済都市と生活都市の両面をバランスよく育てる視点が大切だ。200 -
最近では、東京大気汚染訴訟の和解が大きく報道されましたが、
国をも動かすような影響力を持つ
都政(都知事?)の働きについて、
それまでの都政の歴史や当時の都政の課題も含めて
網羅的に書かれています。
文章の中に出てくるお金の額の大きさに
いちいちびっくりしてしまいました。