カラー版 細胞紳士録 (岩波新書)

  • 岩波書店
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感想 : 19
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  • Amazon.co.jp ・本 (246ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784004308805

作品紹介・あらすじ

私たちのからだを構成する数十兆という細胞がすべて同じなら、とても人間のような生物はできない。細胞たちは数百種類の技能集団に分けられ、外観・機能ともに、じつに多彩だ。たとえれば「パスタづくりの巨匠」「穴の底に住む怪人」「宝石づくりの魔術師」「スポーツ万能」…。多士済々の細胞紳士たちの姿を、最新技術によってとらえた。

感想・レビュー・書評

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  • 人体で活躍する細胞たちの紹介本です。
    全頁カラー、写真多めの独特な一冊。
    入門書ではなく、予備知識がないと小難しく感じるでしょう。
    体内にこんなに面白い生活をする細胞たちがいると思うと、自分の健康について考えてしまいます。

  • フォトリーディング&高速リーディング。

    カラー写真とイラストの付いた細胞図鑑のような本。好きな人は好きなのだろう。表現も面白い。興味が湧く人もいるだろうが、私には気持ち悪かった。

  •  
    ── 藤田 恒夫/牛木 辰男《細胞紳士録 20040222 岩波新書》カラー版
    http://booklog.jp/users/awalibrary/archives/1/4004308801
     
    http://d.hatena.ne.jp/adlib/19470520
     一貧一富 ~ 紳士録の人々 ~
     
    (20150106)
     

  • 私にとってはマニアックすぎて着いてゆけませんでした。
    付箋は3枚でした。

  • ※237/237
    西部
    細胞の説明 雑学

  • 人体を構成する様々な細胞。透過電子顕微鏡などを通して見ることのできる画像が掲載されています。

    実際に、顕微鏡で見たことがあるのは腎臓、肝臓という程度で、もっと色んな細胞が見たい!と思って手にとってみました。図鑑のようになっていて細胞の特徴も端的に書かれているため専門書のように重くないので、すらすらと読めます。細胞の名称も『レース編みの名人(脂肪細胞)』や、『壁の中の活動家(骨細胞)』といったようなユニークな名前がついていて面白いです。

    勉強する際この本を知っていたら、もっと手っ取り早く理解できただろうなと思います。オススメです(*´∇`*)

  • 三葛館新書 491.31||FU

    保健看護学部 上松右二先生
    私達の身体は、数十兆という多種・多様な細胞から構成されています。本書では、その細胞の中から代表的な細胞を、機能・形態面から紹介しています。
    最新の情報が、愉快に紹介されていて、1年生から学びをスタートする『身体の構造と機能』を理解する上で役立つと思います。
    私達の身体の神秘に逸早く触れてみてください。

    和医大OPAC →http://opac.wakayama-med.ac.jp/mylimedio/search/book.do?target=local&bibid=43358

  • 違う臓器なら、違う細胞構造だということは、なんとなく分かっていたつもりでした。しかし、よく考えたら、個々の臓器の細胞を見たことはなかった。
    生物の単位をなす細胞を、分類にもとづいて、図、写真、発見した人などの紹介もある。
    本書では、ありとあらゆる細胞を紹介している。

    ただし、標題がよくないと思います。なぜ細胞が「紳士」なのだろう。
    「淑女」ではない理由が分からない。

  • [ 内容 ]
    私たちのからだを構成する数十兆という細胞がすべて同じなら、とても人間のような生物はできない。
    細胞たちは数百種類の技能集団に分けられ、外観・機能ともに、じつに多彩だ。
    たとえれば「パスタづくりの巨匠」「穴の底に住む怪人」「宝石づくりの魔術師」「スポーツ万能」…。
    多士済々の細胞紳士たちの姿を、最新技術によってとらえた。

    [ 目次 ]
    人体ビルの建築士
    領地を仕切る人垣
    家内工場フル回転
    選びぬかれた防衛隊
    運河の街の生活者
    運動のエリート
    情報社会の管理職
    能力は管理職なみ
    子づくりの担当

    [ POP ]


    [ おすすめ度 ]

    ☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度
    ☆☆☆☆☆☆☆ 文章
    ☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー
    ☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性
    ☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性
    ☆☆☆☆☆☆☆ 読後の個人的な満足度
    共感度(空振り三振・一部・参った!)
    読書の速度(時間がかかった・普通・一気に読んだ)

    [ 関連図書 ]


    [ 参考となる書評 ]

  • 挿絵が素敵。それぞれの細胞に個性を感じ、愛着を持てる。

  • 自分のからだを構成しているあらゆる細胞が愛おしく思える本。個体である「自分」と同じように、細胞それぞれにも人生がある。人間の人生に当てはめるとしたら相当個性的で強烈な。個体として生き残っていくために、身をすり減らし、職務を全うし、殉死していくものたち。なんて生物のからだは精巧に出来ているんだと感動するとともにそれぞれの細胞のはたらきに感謝して生きていきたいと素直に思った。

    生物を受験科目に使うひとは読んでおくとモチベーションがupするかもなぁ。自分のからだとは一生お付き合いしていくわけなので読んでおくと視野が広がると思った。

  • 目次からして、比喩的に興味をさそう仕掛けになっている。 
     人体ビルの建築士/領地を仕切る人垣/家内工場フル回転/
     選びぬかれた防衛隊/運河の街の生活者/運動のエリート/
     情報社会の管理職/能力は管理職なみ/子づくりの担当

    このように凝っているが、各章個々の見出しも同じスタイル。
    <多様で多彩な細胞たち>
    「ヒト」と言う生物のもつ、さまざまな機能とそのために構成される、多様な細胞の多彩な活動。

    これは「人体細胞図鑑」であり、調べたいところを引くにも好いし、折々にあちこちと拾い読みするのにも好適。
    全ページカラー。各章イラストつきで写真も豊富。用語と人名索引つき。

  • 高校生物で最初に学ぶのが「細胞」。

    教科書では四角い植物細胞と楕円形の動物細胞の図で、
    核が1個、粒状のミトコンドリアが数個、その他いくつかのパーツが描かれている。


    この本では、教科書でみた細胞とは似ても似つかない身体中のユニークな細胞達が紹介されている。


    ユニークな細胞達発見の過程も書かれており、細胞研究についても垣間見ることができる。


    「動物の組織」の単元でも活用できる本。

  • サブタイトルがいけてる。

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