ネットと戦争: 9.11からのアメリカ文化 (岩波新書 新赤版 913)

著者 :
  • 岩波書店
3.24
  • (5)
  • (4)
  • (19)
  • (4)
  • (1)
本棚登録 : 68
感想 : 18
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (208ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784004309130

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 9.11をアメリカのネットがどのように取り上げていったのか、またそれを調べるために著者がどんなふうにGoogleを活用したのか、について触れられている本。ついでに言うと、鎮魂のために捧げられた多くの詩があったことも紹介されてます。

    が、9.11から10年以上も経ち、この本が出た当時は画期的なツールだったのであろうGoogleがここまで日常生活に浸透した今となっては、特に新鮮な驚きや知識が得られるわけでもありません。刊行されたのは事件から3年後の2004年10月で「ネット上の報道の動き」を俯瞰するには好いタイミングだったのかもしれませんが、2014年に読むべきものではないですね。

    そもそもネット上で検索できた情報を時系列で並べただけ(のように見える)この本の作りを考えると、何も岩波ではなくても好かったのではないか?という気もします。光文社とかも得意なジャンルではないかと思いますが。
    いずれにせよ、岩波にしてはちょっと肩透かしの内容だったかな、という感じです。ただ先述したとおり、この手の「発生時期的にピンポイントな旬ネタ」を扱った文庫本を、刊行から10年過ぎて評するということ自体に無理はありますね。

  • 9.11以降のメディアの変化について。Googleができ変わったこと。
    アメリカにおける詩の重要性。
    アメリカの雑誌やサイト紹介

  • アメリカ文学が好きな人は、読むと楽しいのかも。
    私はアメリカ文学を知らないのでこの本の面白さを理解できませんでした。

  • これ、もういい。最後まで読まない。青山南がいつもよりも真面目でつまらん。

著者プロフィール

青山 南(あおやま・みなみ):1949年、福島県生まれ。翻訳家、エッセイスト。早稲田大学卒業。著書に『小説はゴシップが楽しい』(晶文社)、『60歳からの外国語修行』(岩波新書)、『ピーターとペーターの狭間で』(ちくま文庫)、『南の話』(毎日新聞出版)、『短編小説のアメリカ52講』(平凡社ライブラリー)ほか。訳書にカルヴィン・トムキンズ『優雅な生活が最高の復讐である』(田畑書店)、ジャック・ケルアック『オン・ザ・ロード』(河出文庫)、阿部真理子のイラスト満載のアメリカ現代短編傑作選『世界は何回も消滅する』(筑摩書房)ほかがある。

「2024年 『本は眺めたり触ったりが楽しい』 で使われていた紹介文から引用しています。」

青山南の作品

この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。

有効な左矢印 無効な左矢印
村上 春樹
有効な右矢印 無効な右矢印
  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×