面白い本 (岩波新書)

著者 :
  • 岩波書店
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  • Amazon.co.jp ・本 (192ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784004314097

作品紹介・あらすじ

面白いにもホドがある!

書評サイトHONZの代表が太鼓判を押す、選りすぐりの面白本100冊。
ハードな科学書から、シュールな脱力本まで。いずれ劣らぬ粒ぞろい。一冊でも読んだら最後、全冊読まずにいられなくなる。本代がかかって仕方がない、メイワク千万な究極ブックガイド。

感想・レビュー・書評

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  • 2015.6.16

  • 内容を一言で言えば、「100冊のノンフィクションを紹介した本」です。
    ノンフィクションやドキュメンタリーが大好きな私には、とても面白い1冊でした。
    紹介されていた中から、数冊をすぐにインターネットで購入したぐらいです。
    ノンフィクション本を好きな方には、とてもオススメ出来る1冊です‼️

  • 筆者が面白いと思った本を集めたブックガイド。
    この本自体がとても面白い。軽妙な語り口でジャンルに偏らないノンフィクションをどんどんと紹介してくれる。本代がかかって仕方ないと言うのは伊達じゃない。

  • 本書は、マイクロソフト日本法人の元社長で、書評サイトを主宰する成毛眞が「面白い本」を紹介する本です

    「この本の中には、読者のみなさんがこれから10年かけて読むに足る本が詰まっているはずだ。ただし、全部読んだところで賢くなるわけではないし、なにかの役に立つわけでもないかもしれない。結局、ただの本読みになるだけかもしれない。けれども、たぶん、それがいいのだ。」
    こう言っているだけあって、とにかく面白そうで読んでみたいと思う本ばかり
    100冊の本を紹介しているが、そのうち今読みたいと思ったのは絞り込んで35冊ほどかな

    【参考図書等】
    「イヴの7人の娘たち」(ブライアン・サイクス)
    「ロゼッタストーン解読」(レスリー・アドキンズ、ロイ・アドキンズ)
    「マリス博士の奇想天外な人生」(キャリー・マリス)
    「大村智—2億人を病魔から守った科学者」(馬場錬成)
    「人は食べられて進化した」(ドナ・ハート、ロバート・W・サスマン)
    「チェンジング・ブルー—気候変動の謎に迫る」(大河内直彦)
    「凍った地球—スノーボールアースと生命進化の物語」(田近英一)
    「破局噴火—秒読みに入った人類壊滅の日」(高橋正樹)
    「フェルマーの最終定理」(サイモン・シン、青木薫訳)
    「暗号解読—ロゼッタストーンから量子暗号まで」(サイモン・シン、青木薫訳)
    「ゲームシナリオのためのSF事典」(クロノスケーブ)
    「はい、泳げません」(高橋秀実)
    「宇宙創成」(サイモン・シン、青木薫訳)
    「宇宙を織りなすもの」(ブライアン・グリーン、青木薫訳)
    「バースト!人間行動を支配するパターン」(アルバート=ラズロ・バラバシ、青木薫訳)
    「ご冗談でしょう、ファインマンさん」(リチャード・P・ファインマン)
    「二重らせん—DNAの構造を発見した科学者の記録」(ジェームス・D・ワトソン)
    「ヒトラー・マネー」(ローレンス・マルキン)
    「FBI美術捜査官」(ロバート・K・ウィットマン、ジョン・シフマン)
    「発掘捏造」(毎日新聞旧石器遺跡取材班)
    「白い死神」(ペトリ・サルヤネン)
    「ヤクザと原発—福島第一潜入記」(鈴木智彦)
    「ダチョウ力—愛する鳥を救世主に変えた博士の愉快な研究生活」(塚本康弘)
    「城のつくり方図典」(三浦正幸)
    「君は一流の刑事になれ」(久保正行)
    「プラダを着た悪魔」(ローレン・ワイズバーガー)
    「マネー・ボール—軌跡のチームをつくった男」(マイケル・ルイス)
    「コンテナ物語—世界を変えたのは箱の発明だった」(マイク・レビンソン)
    「イノベーションのジレンマ—技術革新が巨大企業を滅ぼすとき」(クレイトン・クリステンセン)
    「命からがら—誰もいけない温泉」(大原利雄)
    「パーフェクト・ストーム」(セバスチャン・ユンガー)
    「アポロ13号 奇跡の生還」(ヘンリークーパーJr)
    「無人島に生きる16人」(須川邦彦)
    「もの食う人びと」(辺見庸)
    「不実な美女か貞淑な醜女か」(米原万里)

  • 【貸出状況・配架場所はこちらから確認できます】
    https://lib-opac.bunri-u.ac.jp/opac/volume/687515

  • ノンフィクション中心にあらゆるジャンルの本がその内容と共に何故凄いのかが解説される。この本での解説を読むだけで「へぇーっ!」と勉強になる事も多く読んでみたくなる本が多い。

  • 読みはじめて、「著者がおススメの本を紹介しているだけなのに、なぜこんなに読みごたえがあるのか……?」と焦りました。かりに100冊すべてを読了できたら、人生観が変わりそうです。試し読みしてみたい本があったり、自室の本棚に置いたら家族に何か誤解されそうな本があったり、総じて深く濃厚な読み物が好きな人にオススメの紹介本かと思います。

  • 普段読まないジャンルの本が紹介されていたので、新ジャンルを開拓したい時に読み返そうかな。いまは読みたいと思う本はなかった。

  • 本選びは、自分で規模の大きな本屋に行ってフラフラ書棚を巡りながら、惹かれる本をちょこちょこと見ていくというのが理想像なのだが、時間がない中ではそういった贅沢もなかなかできず。ということで、明らかに物凄い量の本を読んでいる人が薦める本を取っかかりに、同じ著者や同じジャンルの本に手を広げていくというのが、手っ取り早く関心のあるジャンルの知見を広げていける、と個人的には思っている。

    ただ、参考にする人と自分の本の関心分野が合致してないと、このパターンは取れない。成毛氏は書評サイトHONZの代表を務めており、読書量もさることながら書評がしっかりしている。どうやったら、多忙なはずの生活の中でこうした密度の濃い書評を書けるのか。仕事だからというより、趣味が高じているからとしか思えない。そして、関心ジャンルが自分とあまり遠くないというのが有難い。

    ということで、この手の「書評まとめ本」は重宝する。読んでみたところ、10冊ぐらいは既に読んだことのある本で、あとは全く知らず分からず。まだまだ知らない世界がたくさんあるということが分かり、嬉しい限り。

    何でもいいから、なんか面白そうな本を読みたいな、ぐらいのモチベーションで手にとっても、参考になるページがきっとあるはず、と断言できる本。

  • そこそこ本を読む人間には積読というものがある。文字通り積んである本、つまり読もうと思っているけどまだ読んでいない本だ。

    そしてそこそこ本を読む人間のライフワークのひとつは、積読を崩すこと。
    究極の目標はこのリストのサイズをゼロにすることなのかもしれないが、ゼロになることはありえない。それどころか、減ることすら稀だ。
    なぜなら、そこそこ本を読む人間のライフワークには、望むと望まざるとに関わらず、積読を増やすこともあるからだ。

    普通に生きているだけで増えていくこのリスト、ときにとんでもない目に合うことがある。
    それがこういった本を読んでしまうことである。

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著者プロフィール

HONZ代表

「2022年 『39歳からのシン教養』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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