- Amazon.co.jp ・本 (240ページ)
- / ISBN・EAN: 9784004314363
作品紹介・あらすじ
激しい社会変動に対応できず、途方に暮れて立ち往生している-。そんな日本の「おとな」の特徴は、社会が急速に変化しているにもかかわらず旧態依然たる「あるべき」姿に縛られたところにある。いかにそこから脱するか。史上類をみない高齢化社会のなかで、自分らしく生き抜くためのヒントになる一冊。
感想・レビュー・書評
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著者の「子供が育つ条件」を読み、ハッと気づかされることが多かったので、続編的なこちらも読みました。男の人は読んでいると、普段の自分を省みて、いかに妻のことを理解していないか、いかに自分本意であったかを痛感します。。
家族とは、家事とは、誰のためにあるかなど、普段当たり前になっていることを考えるきっかけになります。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
おとなも発達する、というか能力に偏りがでてくるという主張。日本でのおとなの発達課題をアイデンティティやジェンダーというキーワードから紐解く。夫は幸せ妻は不満という典型的な家庭が熟年離婚となるには、コミュニケーションの方法やコミュニティの広げ方に問題があった。今後は「働く母」とか「イクメン」とか言ってないで男女子供ともに自分のケア、そして他人のケアが出来るようになることが大事とのこと。p169「ああはなりたくない」は、動物のようにモデルをそのまま模倣せず、モデルから逆の「なりたい」自分を考える、人間ならではのこと。能動的に学ぶ姿勢と力です。という言葉が良かった。図や表があまりにきれいにまとまってたのでほんまかいな?と思うとこはあったが、数値を根拠に論が進むので感情論でなくよく分かった。
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発達するのは子どもだけではない。
人が発達するとはどういうことかを、一文一文、根拠を元に納得して味わえる一冊。
子どもでも大人でも、遅くても早くても、思った時が、発達の主体として社会化・文化化を超えられる。
過去の発達環境に原因を求めるのではなく。これからの発達環境は選べる。
非常に勇気を与えられる一冊。
何に関心を持ち、どんな頭の使い方が得意で、その知力が発揮されるのはどの分野なのか。
それに眼を向けて活かすこと。
人の能力は条件によって変化する。能力が発揮され育つ条件が人によって違う。
ケアされる体験は、客観的正義や公正で物事判断できるが、ケアする体験は、相手の事情や感情を無視できないから、他者への配慮ができる。
上手に生きるとは、あれもこれもではなく自分が大事と思うものを選ぶこと。
2017.7. -
家族関係に問題を抱えている時に出会った。
日本と諸外国との比較や、日本の社会性からの家庭環境の考察がされていて印象的であった。 -
激しい社会変動に対応できず、途方に暮れて立ち往生している−。そんな日本の「おとな」の特徴は、旧態依然たる「あるべき」姿に縛られたところにある。いかにそこから脱するか。自分らしく生き抜くためのヒントを提供する。【「TRC MARC」の商品解説】
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