- Amazon.co.jp ・本 (272ページ)
- / ISBN・EAN: 9784004317456
感想・レビュー・書評
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アナキズムは自分をルールから自由にし続ける過程なんだなと思った。中指を立てるような文体も岩波新書らしさを抜ける試みなのかな。今度は理論と歴史に関する本も読んでみたい。
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2023/01/15
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2018年の出版だが、その後取り沙汰されるブルシットジョブ、資本主義リアリズム、人新世の資本論などを見事に先取りしている。
ハチャメチャな文体の奥に垣間見える著者の誠実さも魅力。 -
いや、やっぱり栗原康は最高です
自分の中にあるあらゆる支配をぶち壊してくれる
「岩波新書」は格式高い?そんな知ったこっちゃないと言わんばかりの暴れっぷり
栗原康の思想の真髄を知る上で、最も適切な一冊目になると思います
無政府は事実だ!
あらゆる相互扶助は犯罪だ!
やられてなくてもやりかえせ!
できっこないをやらなくちゃ!
ちなみにここにあるレビューの大概は的外れなので参考にしないほうがいい
文体?んなこた知ったこっちゃねぇんだよ
栗原康さんは栗原康さんの書きたいように書くんだよ
そんなこともわかんねえなら初めから読み直せ
自分のなにかを捨てる覚悟で読まないならそれは永遠の奴隷です-
どらどらさん
はじめまして。
『自分のなにかを捨てる覚悟で読まないならそれは永遠の奴隷です』…いいですね~!痺れるワードセンスですね!どらどらさん
はじめまして。
『自分のなにかを捨てる覚悟で読まないならそれは永遠の奴隷です』…いいですね~!痺れるワードセンスですね!2023/03/11
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2018年12月読了。
この著者の著作を読むのは2冊目(1冊目は『村に火をつけ、白痴になれ』)。
今回の『アナキズム 』、なにか非常に飛んでいる。
文体が飛んでいる、というよりも文体以前の問題でイッテしまっている。
「真面目な岩波新書でございます」てな調子で読み始めたら痛い目に遭う。
アルケー(arche)がないのがアナーキー(anarchy)、アルケーは「統治」や「支配」という程度の意味で、それがan、つまり「〜がない」のでアナーキーは「無政府主義」と訳されるが、アルケーは哲学用語では「万物の始原」、あるいは「根源的原理」という意味のものであって、アナーキー=無政府主義だけでは足りない。根拠のないことをやる
という意味も抑えておく必要がある(9ページ)。
とかく意味や根拠、社会的な評価の尺度に合わせて生きなければならない、もしくはそう生きなければならないかのように思わされている人々にとっては、アナーキズムはそういった発想から解放される手段になる。
邪推するに、この手の本が新書として出版されるということは、今の世の中に不自由や理不尽に憤っている人が多く、あるいは慣習、因習その他諸々の人の思考や行動を制限する何かによって窮屈な思いをしている人が多いのではないか、と思う。
もっと群れずに自由に生きる、過去にもそんな人がいて、度々痛い目に遭いながら=時の権力に押さえ付けられたりしながら、どうにかやってきたということを知ることで、より自由な発想で生きるための縁としたい。 -
めっちゃ面白かったし、すごく元気出た。ヒャッハーーー!
でも、「弱者の〜」という疑問に誠実に答えてるかと言うとそんなことない。例えば、デモとか集会の情報保障にはかなり気を配る。まんべんなくそういうスタンダードを打ち立てる必要があると思うけど、「みんなでやる」とかくそくらえって言われたらそれはそう…。 -
もうちょっと穏健なアナキストの方が好感が持てる
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大好き!毎日新しく生まれ変わって生きていきたいよ
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https://lib-opac.bunri-u.ac.jp/opac/volume/721027