- Amazon.co.jp ・本 (276ページ)
- / ISBN・EAN: 9784004317814
作品紹介・あらすじ
「戦後労働法制の大変革」とされる働き方改革関連法の施行開始を受け,好評を博した初版を八年ぶりに改訂.「働き方改革」の内容はもちろん,その他の法改正や判例の展開を盛り込み,発展を続ける労働法の全体像を描き出す.
感想・レビュー・書評
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2021年現在の状況においてはとてもリベラルな、労働法学者による入門書。
ところどころ流してる感じで少し物足りないが、わかりやすくまとまってます。
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企業で働く者として知っておかなければならない内容だと思ったので購入。
法律を紹介しているだけでなく、成立した背景や欧米と比べた日本の労働法の特徴や課題も説明していてとっつきやすい。
なんで非正規の契約って3年以上ダメなんだろうとか、海外の労働法ってどうなってるんだろうとか、疑問に思ってたけど調べずほったらかしにしてたことが読み進めていくと次々解決していく。サラリーマンで労働法をそんなに知らない人は読んでて楽しくなると思う。 -
タイトルの入門とは異なり、初学者には取っ付きにくいものの、幅広い概念を薄い一冊に収めたのは、凄いことだと思った。
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入門にしては情報量がかなり多く、一回読んだだけでは吸収しきれないものの、単に法律の中身だけでなくその背景まで説明しつつ、全体をきれいにまとめてくれている。理解しやすい良書だと思います。著者の思想としては労働者寄りだと思います。
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労働法の法源として、強硬法規、労働協約、就業規則、労働契約の優先順位が存在し、日本では、特に解雇に関して使用者側に厳しい要件が課せられている一方、採用に関しては非常に広い裁量が与えられている。
また、労働組合による労使関係の調整が重要な意義を持つこともよくわかった。 -
わかりやすかった
詳細すぎて結構とばして読んだ -
2023年3-4月期展示本です。
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https://opac.tenri-u.ac.jp/opac/opac_details/?bibid=BB00545181 -
分かりやすく面白かった。長期の雇用を基本としている共同体的な日本社会、という背景が、日本の労働に大きく影響している。長時間労働させる会社なら労働者がさっさと転職していくというアメリカのドライさは、一生日本の主流にはなれないと思う。そこも分かった上で、使用者が年休カレンダーを作って年休取得率100%を達成するヨーロッパ型の仕組みに日本も寄せていこうとしている、という説明が分かりやすかった。働き方改革の裏側が少し分かった気がした。
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この書籍を元に現状についてディスカッションすると広がりがあると思える。それだけ入門的でありながらも網羅性が高く、法的専門性が高い。自社に思いをはせる書籍としてうってつけだ。
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買って良かった!労働法理解の第一歩。