戦後政治史 第四版 (岩波新書 新赤版 1871)

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  • Amazon.co.jp ・本 (382ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784004318712

作品紹介・あらすじ

的確かつ簡潔な叙述で定評のある通史に一〇年分を増補した最新版。民主党政権下で起きた東日本大震災から、安倍政権の復活と長期化、そしてコロナ危機に揺れる現在までの軌跡をたどる。それは、自民党「一強」と野党の弱体化が進み、政治的幻滅が拡大する時代であった。民主主義を衆参両院の全選挙結果も収めた必携の一冊。

感想・レビュー・書評

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  • 戦後政治史の第四版。
    第二次安倍政権以降の内容はもう少し充実してもよかったと思う。

  • 敗戦から菅政権誕生までの戦後政治を概観する書。

    著者の一人である山口二郎氏は反自民の政治活動家としても有名であるから、かなりの主観的要素が入っているのではないかという先入観があったがあまりイデオロギー的な記述は見られなかった。これはいわば、教科書的で単調かもしれないが、事実だけを知りたいのなら良い教材となると思う。著者の御二方はかなり気を使って書いたのだろう。

    面白味には欠けるが、版を重ねているだけあって網羅的で、簡潔な記述が印象的だった。捉えにくい戦後政治の流れをこれほどコンパクトにまとめる技量は素直に尊敬したい。

  • 定番の新書、安倍政権の終焉までを加筆しての第4版。

  • 日本の戦後政治史を簡潔にまとめている。時系列に歴史を把握するうえではとても有用だけど、羅列的な印象も持ってしまった。

  • タイトルどおり日本の戦後政治史。
    政党史でもあるか。概観できた。
    各選挙の結果が詳述されている。

  • 戦後政治をポイントを押さえつつ簡潔に概観しています。折に触れて読み返して、時代の流れやポイントを復習するのに良いですね。

  • 日本の戦後の政治史を1945年からすべての国政選挙を繋いでの振り返り。私にとっては生前、幼少期、小中高生時代、大学時代、そして若い日からの子どもの成長とも重ね合わせていろいろな記憶が懐かしく思い出される一冊だった。生れては消えていった多くの政党の数々…歴史は同じことの繰り返しのように感じつつ、明らかに違うのは「日本社会党」が無くなったということ。この悲劇の政党の歴史が長い時間の流れの中でその意味するところを改めて感じたように思う。それにしても自民党のしぶといことには驚きである。この2人の著者にしては特に強い気持ちを込めることなく淡々と書いている印象だった。

  • 読んだのは第三版。首相交代を中心に選挙を解説したものである。選挙の記録と言っていい。読みものとしては面白くないが、ざっと政権の移行を復習するにはいいであろう。教育に関しては勤務評定や国歌君が代制定がわずか数行しか言及されていないので、教育学部の卒論では使えないであろう。

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