ヨーロッパ史入門 市民革命から現代へ (岩波ジュニア新書 946)
- 岩波書店 (2022年1月20日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (254ページ)
- / ISBN・EAN: 9784005009466
作品紹介・あらすじ
一八世紀になるとヨーロッパをまとめてきたキリスト教の影響力が弱まり、ヨーロッパを形成する国々はさらなる合体や分裂をくり返すことになった。近代国家成立を決定づけた革命や新しい思想の誕生、二度にわたる大戦、アメリカや中国の台頭を経て、「古い国」ヨーロッパはどこへ向かうのか? 近代から現代までの歴史を俯瞰する。
感想・レビュー・書評
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日本人の多くが憧れ仰ぎみてきたヨーロッパが、その乱れ崩れていく姿を露骨にさらし始めている現在。アジア人である者として、どのようにヨーロッパをとらえればよいのか。示唆に富むヨーロッパ史の入門書。
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近世の終わりから現代、未来までのヨーロッパの通史。
ザックリとした通史に終わらずに、ヨーロッパの功罪両方(罪多め)から唱えている。知識は勿論、各時代のヨーロッパの精神性やヨーロッパの多様性と暴力性、影響力の大きさを改めて知るのに良かった。 -
背ラベル:230-イ-2
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フランス革命あたりから後のヨーロッパの歴史について、非常にわかりやすく解説。その際、文化や宗教や経済面も絡めて解説されており、物語のようだ。
手元に置いておきたい一冊。
読了120分 -
今までのヨーロッパ、そしてこれからのヨーロッパが非常に分かりやすく書かれていた。大戦以降、ヨーロッパは影響力を失っているように見えるが、実は世界は急激にヨーロッパ化(生活スタイルや民主主義など)しているという記述が興味深かった。
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近代から現代までにヨーロッパ史を概括する。とっても分かりやすい。宗教の影響力が後退し、国家勢力が確立していく時代だ。国家間の権謀術数が現在に続く混乱のもとになっているのは言わずもがなだけど、EUの試みも変容してきた今、ヨーロッパっていう概念は残れるのかな。
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女子栄養大学図書館OPAC▼ https://opac.eiyo.ac.jp/detail?bbid=2000055838
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キエフ大公国から19世紀ロシアの歴史も4、5ページでわかります。