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- Amazon.co.jp ・本 (368ページ)
- / ISBN・EAN: 9784006002329
作品紹介・あらすじ
"戦後"がまだ戦後であった一九五〇年代末、戦争によって混迷に陥った日本人の思想の建直しをめざして行われた白熱の討論。「近代文学」「民主主義科学者協会」「心」それぞれのグループの思想、生活綴り方・サークル運動、社会科学者の思想、戦争体験の意味、の六つのテーマに即して同時代の思想を縦横に論じ、その可能性を模索した。
感想・レビュー・書評
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知識人の発想地点―『近代文学』グループ
反体制の思想運動―民主主義科学者協会
日本の保守主義―『心』グループ
大衆の思想―生活綴り方・サークル運動
社会科学者の思想―大塚久雄・清水幾太郎・丸山真男
戦争体験の思想的意味―知識人と大衆
著者:久野収(1910-1999、堺市、哲学)、鶴見俊輔(1922-2015、港区、哲学)、藤田省三(1927-2003、愛媛県、政治学)
解説:苅部直(1965-、東京都、政治学)詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
140216 中央図書館
保守本流の「心」のメンバーに対する3人の悪口ぶりが面白い。久野、鶴見、藤田は、歴史の理論化にばかりこだわっている。左翼思想も誠実さではいいが、こういうところでは器の小さい人がやっているんだなという印象が生まれてしまう。 -
戦後の社会科学、保守派のところのみ読了。三者の対話は面白く刺激的。引用した部分は小生にとって励みになる。
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