アイヒマン調書――ホロコーストを可能にした男 (岩波現代文庫)

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制作 : ヨッヘン・フォン・ラング  小俣 和一郎 
  • 岩波書店 (2017年8月19日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (448ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784006003678

アイヒマン調書――ホロコーストを可能にした男 (岩波現代文庫)の感想・レビュー・書評

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  • ★4.0
    序盤のアイヒマンは丁寧で紳士的な印象を受けるものの、イスラエル警察・レス大尉の尋問が進むにつれ、彼の人間性の欠如が露わになっていく。そして、“移送”の結末を知った上で職務を果たしながら、「上部からの命令」「殺害の指示はしていない」等の言い訳に、ただただ呆れるばかり。中でも、レス大尉の父親がホロコーストの犠牲者のひとりと聞かされた際、アイヒマンが発した言葉に思わず絶句してしまった。が、アイヒマンが特別な悪ではなく凡人であったことが逆に恐ろしく、誰もがアイヒマンになり得る可能性を持っているのが怖い。

  • 非常に内容は重たいが、読み応えがある。ナチスの官僚ぶりもすごいが、淡々と絶滅業務に携わるアイヒマンに空恐ろしさを覚えた。

  • 最終解決自体は、ハイドリヒから伝達されていた特殊業務という意味ですが、はっきり言えば抹殺ということは、国家法では全くありませんでした。それはいわゆる総統命令でした。ヒムラー、ハイドリヒ、それに経済管理総局長のポールが、この総統命令を分担した。当時の一般的な法律認識というのは、相当の言葉は法的拘束力を持つというものでした。それはこのケースに限ったことではなく、全てそう受け止められていたんです。総統の言葉は、すなわち法だと(アイヒマン調書)。

  • 東2法経図・開架 B1/8-1/367/K

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