赤い月(上) (岩波現代文庫 文芸 307)

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  • Amazon.co.jp ・本 (337ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784006023072

作品紹介・あらすじ

満洲の牡丹江にある森田酒造の店主は,関東軍の協力もあって満洲一の造り酒屋にした.娘の家庭教師だった白系ロシア人女性は,森田家に出入りしていた恋人の男によって家族の目の間で処刑された.エレナに何があったのか.

感想・レビュー・書評

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  • 勇太郎、波子の出会い、波子の生い立ち、満州に渡って酒造場を立ち上げして最初の新酒をつくるところまで。敗戦を迎え牡丹江からハルピンまでの悲惨な逃避行を辛辣に残光なまでに描いている。

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著者プロフィール

1938年旧満州牡丹江市生まれ。立教大学文学部卒業。2000年『長崎ぶらぶら節』で直木賞を受賞。著書に『兄弟』『赤い月』『天皇と日本国憲法』『がんに生きる』『夜の歌』『わが人生に悔いなし』等。

「2020年 『作詩の技法』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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