ご冗談でしょう,ファインマンさん 上 (岩波現代文庫 社会 5)
- 岩波書店 (2000年1月14日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (343ページ)
- / ISBN・EAN: 9784006030056
感想・レビュー・書評
-
恥ずかしながらファインマンという人物に関して、本書を通じて知った。マンハッタン計画に関わっていた物理学者で『ファインマン物理学』は物理学徒で知らぬものはいない名著とのことである。特徴的なのはその好奇心と探究心で本質に近づくことを生業としている。彼がイタズラ好きだったのは、予測できない他人の反応などへの好奇心が由来だったのではないかと感じた。
日本人として複雑な心境ではあるが、一物理学者として偉大な方だと思う。改めて目の前の物事に疑問を持つことを意識させてくれた。文体から滲み出る万能感だけが少し苦手であるか…。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
面白いのかもしれないけど、自分にははまらなかったので、上巻終盤で挫折。
-
News Pics の音声番組、『未来の古典を読み直す』にて、東京工業大学講師の多久和理実さんが紹介しており、興味を持った。
後にノーベル物理学賞を受賞するファインマンさんの人生を通しての数多あるエピソードが、小噺集のような感じで収まっている。著者自身のいたずら心に富んだ性格と類をみない天才性が起こす様々なイベントがまるでフィクションのような面白さを演出している。
-
原子爆弾等も作った、アメリカの物理学者のエッセイ。
自らの体験をユーモアたっぷりに語る…とあるが、私にはそのユーモアが全く分からない。この物理学者と感性が全く合わないのか、翻訳者と合わないのか。
ともかく一冊読むのに半年かかったような気がする。実際は3ヶ月くらいだけど。
あと半分、下巻か…あるいは途中放棄か。
苦痛は続く。 -
これ、面白いか??
書評で見かけてゲットして(高いけど)、読み始めたものの全く入れ込めず、とりあえずコンディションが合ってないのかもって思って、後日再チャレンジしてもやっぱり同じで、ってことを3-4回繰り返したけど、最終的に断念。何とか2/3くらい読んだけど、もう読み直すことはないと思う。
天才が天才ぶりを遺憾なく発揮するのは大賛成だし、実際に能力のある人がそれを自慢するのも全然オッケー。
そこで気付いたのは、エッセイが基本的にあまり好きじゃないかも、ってことでした。でもそれを差し引いて、物語としても全然面白くないと思うけど。
途中断念ってことで、初の2つ星。 -
知的好奇心や探究心が以上に強い人間は、自己顕示欲も同様に強いんだなといった印象を受けました。
内容が自慢っぽいというか、あんまり楽しめず、途中で読むのをやめてしまいました・・・ -
ノーベル物理学賞を授賞した物理学者ファインマンが自らの人生を綴った挿話集。
好奇心旺盛で探究心に満ちた彼が、物理だけでなく興味を持ったものをとことん追求する姿がユーモアたっぷりに描かれている。 -
ものすごく評価は高い本書ですが・・・
私は上巻で断念します(><)
自伝とかが私には合わないんでしょうね、これは相性の問題でしょう。
確かにユーモアは合って面白い部分も、前向きになれるような文章もあるのですが、
肌に合わなかったとしかいいようがない。