逆転: アメリカ支配下・沖縄の陪審裁判 (岩波現代文庫 社会 45)
- 岩波書店 (2001年10月16日発売)
本棚登録 : 48人
感想 : 5件
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
- Amazon.co.jp ・本 (499ページ)
- / ISBN・EAN: 9784006030452
作品紹介・あらすじ
一九六四年、アメリカ支配下の沖縄普天間で米兵殺傷事件が起きた。容疑者は沖縄の青年四人。裁判の陪審員に選ばれた著者は、沖縄人に重罪を課そうとするアメリカ等の陪審員が多数を占める陪審評議で、ついに「逆転」を生じさせた。裁判のあり方をも考えさせる息づまる法廷ドキュメント。大宅壮一ノンフィクション賞受賞。
感想・レビュー・書評
-
米軍兵二名と沖縄県民間人四名、酔っ払い同士の喧嘩に端を発する裁判の記録。ノンフィクション。真実は神のみぞ知る、人はどこまでいっても偶然の要素を孕む証拠との出会いを通じてのみ、真実と思われる推察で人を裁く。だからこそ,その手順に慎重であるべき。裁判員制度の基礎を学ばせてもらえました。
詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
アメリカ統治下の沖縄での陪審員裁判のドキュメント。沖縄のリゾートホテルで一気に読み終えた。分厚いけれどおすすめの一冊。
-
米国政権下の沖縄で行われていた陪審裁判をテーマにしたノンフィクション。陪審員としてある事件に携わった筆者が、「逆転」というタイトルに込めた二重の意味。「沖縄問題」や「裁判員裁判制度」など現代の問題を考える”導きの糸”になるはずです。
(琉球大学 大学院生) -
¥105
全5件中 1 - 5件を表示