古武術に学ぶ身体操法 (岩波現代文庫)

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  • Amazon.co.jp ・本 (176ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784006032661

感想・レビュー・書評

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  • ベテランとなると自由な発想を持ちにくくなる。自分がやってきたこと、自分のやり方に非常にこだわり別のやり方に対しては端から見向きもしない人が多いものです。

    これからの多様な時代を生き抜く智慧として、自国の中で育ててきた文化の原種を持っていること、つまり、その民族が長年育てててきた生活の知恵を持っていることは今後地球規模で人間の在り方がどうなるかが問われた時に、また人類全体がこれからどう生き延びていくかを考えるうえで、重要なヒントになる。

  • まぁ・・・、岩波文庫でなければ、手にすることもなかったでしょうか。あの桑田選手の話から始まります。
    世間で見かけるのなら、ちょっと「変」な人なのでしょう。
    「変」と思うほどに、自分が明治以降の政策にはめられ、西洋近代的な頭脳にまんまと変容させられているんでしょうが・・・・。

  • 帯表
    常識を覆す身体術が桑田投手を再生させた
    この10年でさらに進展したその技と術理を開陳
    解説:森田真生

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著者プロフィール

1949年、東京生まれ。
20代はじめに「人間にとっての自然とは何か」を探究するために武の道へ。
1978年、松聲館道場を設立。
以来、日本古来の武術を伝書と技の両面から独自に研究し、2000年頃から、その成果がスポーツや音楽、介護、ロボット工学などの分野からも関心を持たれるようになり、海外からも指導を依頼されている。
2007年から3年間、神戸女学院大学で客員教授も務めた。
2009年、独立数学者の森田真生氏と「この日の学校」を開講。
現在、夜間飛行からメールマガジン『風の先・風の跡』を発行している。
おもな著書に、『剣の精神誌』(ちくま学芸文庫)、『できない理由は、その頑張りと努力にあった』(聞き手・平尾文氏/PHP研究所)、『ヒモトレ革命』(小関勲氏共著/日貿出版社)、『古の武術に学ぶ無意識のちから』(前野隆司氏共著/ワニブックス)などがある。

「2020年 『巧拙無二 近代職人の道徳と美意識』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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