団塊諸君一人旅はいいぞ!

著者 :
  • 朝日新聞社
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  • Amazon.co.jp ・本 (369ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784022502780

作品紹介・あらすじ

やっと自由になった。「シニア特急」の発車ベルが聞こえるかい?定年退社後、百円ショップで揃えた旅用品とノートパソコンをリュックに詰めて、韓国からアジア代陸横断の一人旅が始まる。

感想・レビュー・書評

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  • 団塊じゃないし、定年にはまだ程遠い僕にも面白い。パキスタンからアフガニスタン、イランへ抜けていくくだりは、一人旅じゃなくなっているけど、ドキドキする。沢木耕太郎「深夜特急」の頃のカブール・・・・ソ連が侵攻する前の平和でボヘミアンな街は30年も前のことだったんだなーとしみじみと思うのである。沢木の頃のあのアフガンに戻ることはもうないのだろ・・・・現実のアフガンは森の旅したほんのちょっと前よりまた悪化してきているという。僕がアフガンの地を踏めるのはいつになるのか?
    しかし、著者は元毎日新聞社の記者。この旅でも中東では出版社の特派員扱いになっているし、そういう意味では市井の団塊のチャレンジとはやっぱり随分違うと思うのである。普通、そんな経験、修羅場を体験していることない。もともとの度胸が違うのである。

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著者プロフィール

ジャーナリスト・作家。日本エッセイストクラブ会員。元朝日新聞社会部記者。長崎市生まれ。イラク戦争下のサマワ、パレスチナ、アフガニスタンなど国内外で取材・執筆活動を行っている。
主な著書に、『あの人にあの歌を 三陸大津波物語』(朝日新聞出版)、『男は遍路に立ち向かえ』(長崎出版)、『団塊諸君 一人旅はいいぞ!』(朝日新聞社)、『自衛隊がサマワに行った本当の理由』(情報センター出版局)などがある。

「2014年 『こんなはずじゃなかったミャンマー』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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