- Amazon.co.jp ・本 (272ページ)
- / ISBN・EAN: 9784022509130
感想・レビュー・書評
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【杉下右京の冒険】杉下右京の冒険 いわゆる「~冒険」と冠した短編集にしては物足りないかも。もっと本格っぽくても良かったです。
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前作に続き、「ひとりだけの特命係」。舞台は三宅島と韓国で、相棒役は現地の刑事さんですが、どこにいても右京さんは右京さんだなあ。そつなく伏線回収しているきっちりしたミステリでした。でもやはり、いつものレギュラー陣とのやりとりが恋しくなります。
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物語の展開は面白いし、杉下右京のキャラもドラマとブレはない。楽しんで読めた。蘊蓄場面は小説の方が分かりやすいかも。
ただ、片棒状態のシーズン7みたいな、物足りなさがあったかなと。
やはり杉下右京には「相棒」がいた方が面白いと思う。そういう意味では、二話の尹警部が相棒役を担っていた分面白いと感じた。
「事件簿」は未読なので、よんでみようかな?
2012.5.21 読了 -
『事件簿』に続いて、この本もやはり文字で読んだ方がしっくりくる。
とはいえ、前作とは違って杉下右京という人がちゃんと立ち上がって見えた。
口調が水谷豊さんが演じる杉下さんにより近くなってるんだろうな。
映像化はしないでほしい。映像化しちゃったら逆に勿体無い。
個人的にはふたつめの話の神戸くんとの遣り取りに
ほくそ笑んでしまいました。 -
オリジナル第2弾も中編2編。さすが鳥飼、奄美野鳥の会会長だけあって2編とも鳥が取り上げられています。ただ、杉下右京ってやっぱパートナーあっての杉下右京って気がしたりして。
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私は伊豆諸島に住んでいたことがあるので、かなり面白く読めました。
それにしても、右京さんの好奇心旺盛ぶりはすごい。 -
『相棒』のオリジナルノベライズ版。杉下右京が三宅島や韓国で事件を解決する。
僕は(テレビドラマはコンプリートしていないのに)『相棒』のノベライズは全冊読んでいて、その出来の良さは単なる小説版の枠にとどまらないものになっていると思う。作者は碇卯人という人で、「テレビドラマのノベライズ」という表現方法が違う創作物の特性を良く分かっている作家さんだ。ちゃんと、水谷豊が演じる杉下右京が、小説の中でも動き回っているように描かれている。
これは、小説でキャラ作りがされていないからだ。ちょっと意外に思われるかもしれないけれど、ビジュアル的にキャラクターが出来上がってしまえば、それを文章のなかであれこれ表現しようとするのは、かえってノイズになったりする。『相棒』は息の長いドラマシリーズで、もう杉下右京というキャラクターがどう動くかまで読者は把握しているので、あとは物語を転がすだけで楽しむことができるのだ。その代わり、会話や舞台の描写はしっかりとしているし、物語もテンポ良く進んでいく。
小説版を読んでいて思うのは、杉下右京の物語と小説との相性の良さだ。彼の並外れた観察眼と知識は、テレビドラマで演出するよりも小説で表現したほうが、受け手にも伝わりやすい。特に、韓国を舞台にした『野鳥とUFO』の話は、それが十分に発揮されている物語だと思った。 -
シャーロック・ホームズみたいですね、このタイトルも。
意識しているのでしょうね。
でも、やはり、俳優がいるから、そこが光っていて、他の魅力が見えてこないです。
なので、★3つ。
小説、文で与える、想像の域の広がりが好きなので。
内容はそのままドラマに出来るくらい、いい展開でした。 -
"相棒"のオリジナルストーリの単行本。ドラマではシーズン7の亀山薫が旅立ってから、シーズン8の新しい相棒である神戸尊が登場した当たりの頃が舞台。