世界観をつくる 「感性×知性」の仕事術

  • 朝日新聞出版
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  • Amazon.co.jp ・本 (260ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784022516732

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  • 自分の世界観を作る
    →素直な感情のままにインプットし、発酵させ、アウトプットする。

    役に立つは、意味があるの一部分にしかすぎないということ。
    選択をするのは、共感したから
    ストーリーや歴史による意味づけ

  • これまでの日本の得意スタイルであった、いかに「役に立つか」を考える時代から、いかに「意味があるか」が今求められてきている。
    そして意味を持たせるということは、ブランドの世界観をどれだけ突き詰められるかにかかっている、というお話し。
    元々水野さんの著書が好きで手にとったのですが、おふたりとも言葉が分かりやすくて、するする頭に入ってくる!そして面白いかっこいい!文化を深いところで理解するためにもっと知識量を増やしたいし、こんな風に楽しい会話ができる人になりたいな。

  • 役に立つ、から、意味がある
    大きな変革のタイミングじゃないと、
    何かは捨てられないのかもしれない

  • 好きな著者が二人揃いました(゚д゚)!

  • 「役に立つ」ことから「意味がある」へ
    「文明」から「文化」へフォーカスすべきという主旨

    マズローの五段階欲求で示されるような生理的欲求・安心安全を満たすために、パナソニック等の電機メーカーは役に立つものを大量生産してきた。
    それは昭和の時代では必要なビジネスモデルだったけど、役に立つものが溢れかえっている現代においてはビジネスモデルを変えていかないといけない。
    多少不便でもそれを所有することへ喜びを見出せるような、意味を見いだせるような商品こそが生き残れる時代になっている。

    意味があるもの、文化を作るとはどういうことか。それは正解を当てはめるものではなく、「世界観をつくる」ことに他ならない。
    1980年代にappleがknowledge navigator という今でいうiPad +Siriのようなありたい姿を描いていたように、「こんなことができたらいい」という世界観を作ること。
    世界観を作るためには感性と知性の両方が必要。

    著者の山口周さんの本で「世界のビジネスエリートはなぜ美意識を鍛えるのか」というのがあるが、そこでもアートに触れる重要性が語られていた。

    私自身は全くアートに関心が無く、すぐに役に立つものに飛びついてしまうので、月に1回以上はアートや文芸に触れる時間を作ろうと思う。

  • これからの時代のデザインのあるべき姿のアイデアが提示されており、印象的に残る。

  • デザインに関わる二人の対談を書籍化したもの。
    キーワードは、「意味をつくる」。これまでは役に立つことがものの価値であったのが、世の中のあらゆるものが便利になってしまった今、その役立つという価値観でつくられたものには必要性が感じられなくなってきている。今、人が求めているのは、そこに明確な意味が見えるもの。その意味に惹かれ、人はそれがある生活をしたいと考える。意味は、物語を生み、人はその物語を自分の生活に取り入れ、自分の生をより豊かなものにしたいと考えるのだ。
    この本の題にある「観」という言葉。児童生徒観や教材観など指導案上で常に見ている漢字だけに、なんだか近しい思いを持ってしまう自分がいるのだが、人と関わる教員の仕事も当然、「世界観」が必要であり、学習指導や生活上の指導をするうえでも、その意味の存在は不可欠だ。デザインに関わる二人の対談を読みながら、果たして自分はどれだけ明確な世界観を持ち、意味が伝わる仕事をしてきたか、振り返る時間となった。
    なんて気難しいことは抜きにして、最先端に立つ人の言葉は、ほんとに飛んでくるスピードが速い。お陰で付箋だらけの本になってしまった。

  • 意味があるものを作る
    →便利すぎるものを作っても必要がない
     これ以上便利さは求められなくなる

    意見を言う人に対して賛成した人がリーダー

    物語がある物が重要

    才能とは続けられるかどうか

    豊富な知識と経験がある人ほどいいアイデアを生む事ができる

    買って欲しい人だけでなく、買って欲しくない人も決める

    スタバでコーヒーを飲んでいる自分
    →世界観 物語を作る

    デザインに会社の思想や戦略

    好き嫌いの理由まで言えるようにする

    今ここにない未来を想像し、鮮明に描いて実現への道筋を考え、最終的なアウトプットをする事がデザインの役割

  • プロダクトやサービスを「役に立つ」ことの訴えから脱却し世界観そのものを作る、という方向にすべきである、との提唱をまとめた本。

    話そのものはいままで山口さんが軸として提唱していた内容とほぼ同じであるが、そこに水野さんの実体験や思考が入ってよい化学反応が起きているように思う。

    これからの方向性と広告やブランディングに携わっている人にとって、読むべき一冊になっているし、確かに参考になるべき考えも多い。

    余談だが、クリエイティブ○○やデザイナーと呼ばれる職業の人が語る本は常に「俺すごい」感がにじみ出ており鼻につく。

    こういった反発を導き出す態度も、企業のセンスを後退させる原因になっているのではないか、と思う。

  • 独自の世界観を持っている人は魅力的だしかっこいい。それは企業は商品でも同じこと。世界観をつくるのは難しいが面白そうだ。

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