考え方のコツ (朝日文庫)

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  • 朝日新聞出版
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  • Amazon.co.jp ・本 (208ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784022618122

感想・レビュー・書評

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  • 思慮の重要性。もっと深く。

  • 第一章 思考術
    現代は、様々な情報がネットに溢れ、知識を得た事で何となく考えた感覚になっているが、実際は、情報や他人の考えに合わせているだけ。
    自分自身で考える時間を1日の中に取り入れ、自分の頭で考える事が大事。
    ①1日2回考える時間を確保
    朝起きたタイミングがベスト。1時間で区切る。
    ②白紙の紙に書き出す。何でも良いので書き出して、点と点を結ぶ。
    ③なぜなになんだろうを諦めずに考える
    ④一考二案を基本とする
    そのような思考をする事で、自分の中で壁打ちが繰り返し行われ、思考がシャープになる。会議は否定、代替案を出す所なので、それを事前に自身でやっておく。考え方の基本としては、人に喜ばれるかを軸にする。
    ⑤紙に書き出す、人に話す、歩いて考える

    第二章 想像力
    最高なケース、最悪なケース両方を考える
    相手が何をしたら喜ぶかを考え、行動する
    立場を変えて想像力を膨らませる
    今日は何をして相手を喜ばせようかという思考が大切。

    第三章 コミュニケーション術
    いつも幸せな自分だと考える。何を楽しいと感じるか、何を幸せと捉えるかは自分で決められる。
    どんな人に対しても礼儀正しく、同じ態度を取る。
    相手に花を持たせる会話をする。
    相手にお願いをする際は、入念な準備を。
    自分の仕事のクオリティを突き詰め、成功を手にするには、まず自分を深めなければならない。

    第四章 時間管理術
    やるべき事をTODOリストにまとめる。1日、1週間、1ヶ月、3ヶ月単位で考える。
    自身で時間割を作り、仕事をコントロールする。
    仕事に追われない事も自己管理て生まれる安心の1つ。

    第五章 グローバル術
    どんな立場であろうと経営者意識を持つ事が大切。1日一日どんな成果があったのか、いくら稼いだのか、いざとなったら頼れるのは自分のとの知識。
    自己管理の方法、時間の使い方を知る事は全ての人にとって必要。
    プロ意識を持ち、仕事に取り組む。
    学ぶ為には惜しみなく、お金を投資する事で本気になれる。

  • 考える時間は、自分にとっては意図的にとらないとダメだ。その際、筆者のいう「一考ニ案」を参考にしたい。一つの問題に二つの案を出すことは、思考が偏らずにすむポイント。A案、B案が浮かんだら、それらを包括した上で次はC案を考える。この過程が考えるということ。そして、C案は人に話すことで育てられていく…ことばでは簡単だけど、難しそう。練習あるのみ。
    考える上でもうひとつ大切なこと。想像力。これがあっての創造。しかし、想像するには「観察」が土壌となる。まずはしっかり観察力を磨くことが、結果的に創造に繋がる。

  • 今の未熟で天邪鬼な自分には読んでて
    痛ててってなる言葉が多くあった。
    人の目がすごく気になってカッコいいと思う人の真似事ばかりやって、みんなが良いと言うことの逆の意見ばかり言ってみたりしていて、自分が情けなくなった。
    人の真似をしない自分の生き方をしていきたい。

  • 一日2回思考の時間を確保すること。知らないことはすぐに調べるのではなく感じること、考えることが必要。紙に書き出して可視化すること。
    一考2案を基本とする。答えは真逆でも良い。2つの案が出てきたら2つのあんをもとにしてさらにもう一つの案を考える。
    叩きようのない叩き台を作る。未完成なものは人と共有しない。
    することリストを作る。今日、1週間、1か月、3ヶ月。1枚の紙にリスト化する。時間割を作り、自分を管理する。その時、全体を見渡し、今日はなんのために、どこに向かって仕事をしているのかを考えることが大切。
    これからは成果主義の時代。経営者意識を持つことが大切。

  • 客観的に自分の考えを見るには、一番の敵になること。

    コミュニケーションで大切なのは、幸せな自分でいること。
    人と会うことで、嬉しさ、幸せは増幅されるはず。

  • 大半が経営者的な男性目線の内容だと感じられました。
    なので、自分の状況とは違うな…と思うところも多かったです。
    でも日々の生活における考え方や、限りある時間の使い方など、学びになる部分もありました。
    こういう考えで生活をしている人がいるんだな…という気づきあり、読んでみてよかったと思いました。

    30代、40代の男性で、先を生きる先輩の思考法に触れてみたいという方には、参考になる本なのではないでしょうか。

  • 弥太郎さんの言葉はなんて丁寧なんだろうなとおもう。こんな思考でいられる余裕のある人になりたい。(でも、数年前と比べると私もだいぶ成長した!)



    考える時間を持つ、そのためには自分の暮らしを大切にすること。

    わかったつもりではなく、クリアになったら必ず言語化すること。

    良きコミュニケーションのためには、いつも幸せな自分だと考えること。(いつも幸せな自分でいる必要はない)自分の幸せは、人と会うことで増幅されているか?相手に顔を立てる、花を持たせる人でいること。

    八勝七敗を目指すこと。あえて勝利を人に譲る、ちょっとした失敗を味わっておくバランスも大事。

    この場所は、この年齢層、この経験、この価値観をもつ自分のにふさわしいのか?自分に相応しい世界を知ることイコール、自分らしさを育てること。



    なりたい自分を想像してコツコツやっていくより、今目の前のことをしっかり務めて、流れに身を任せたほうがうまくいく。なぜなら、前者だと自分が想像した以上のことができなくなってしまうから。
    └この言葉を読んですこし自信が出た、ずっと積み上げ思考の結果オーライな自分にすこしコンプレックスを感じてたから。
    でも、私はいつもその目の前のことに一生懸命ではいるつもり。おかげで、いろんなことを引き受けて、掴んできたつもり。これで良いのかなー。

    • つむぎさん
      目の前のことに向き合い流れに身を任せてみる
      今の私に響いた
      目の前のことに向き合い流れに身を任せてみる
      今の私に響いた
      2021/08/12
  • ン〜

  • 「思考術」「創造術」「コミュニケーション術」「時間管理術」「グローバル術」の5章を通して筆者の行動原理、人生術を学ぶことのできる作品。

    印象に残ったこと
    ・思考するという時間をとる。とにかく書く。
    ・一番シンプルに説明するとしたら?一番詳しく説明するとしたら?など逆に考える。色んな状況を多面的に想像することでトレーニングする。
    ・想像の結果としての創造は、健康でつくられる。
    ・消費の時間、投資の時間、浪費の時間
    ・毎日変わらない当たり前の仕事の継続が、仕事の質を高める一番の近道。

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著者プロフィール

松浦弥太郎(まつうら・やたろう):東京生まれ。アメリカの古書店にインスパイヤーされてm&co.booksellersを立ち上げる。『暮しの手帖』編集長を経て、現在は会社経営、執筆・編集活動、映像、コンサルタント、商品開発、メディア出演など、枠を超えた活躍を続けている。著書に、『仕事のためのセンス入門』、『センス入門』、『ほんとうの味方のつくりかた』、『僕の考える投資について』、『期待値を超える』など多数。

「2022年 『それからの僕にはマラソンがあった』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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