考え方のコツ (朝日文庫)

著者 :
  • 朝日新聞出版
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本棚登録 : 1148
感想 : 80
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  • Amazon.co.jp ・本 (208ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784022618122

感想・レビュー・書評

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  • 必死にやるのも大事だけど、ちゃんと忘れちゃいけないことに立ち返らせてくれる本。

  • これまで仕事の「量」や「時間」が評価されてきた時代から「質」が求められる時代になってきたと言うのは同意できる。自分では考えているようで実はよく考えていなかったということはよくある話で、そんな自分を振り返る上でよい本でした。

  • 「思考」「想像」「コミュニケーション」「時間管理」「グローバル」の5章で、仕事における考え方のコツが語られている。私はなかでも「想像術」の項がとても参考になり、あらゆるケースを想定しておくこと、観察することなど実践し、仕事に活かしていきたいと思う。

  • 仕事の姿勢に関する本。松浦弥太郎らしく、丁寧な柔らかい文章で書かれているため、読みやすい。

    突飛なことが書かれているわけではないため、物足りないと感じる人もいると思う。
    しかし、どんな仕事/生活にも共通する、the基本の中でも日々意識できていないことが書かれているため、一読の価値はある。

    一番自分の中に刺さったのは、「あえて知識も何も蓄えず、毎日2回は何にも頼らず自分の力だけで考える時間をつけるべき、ネットで検索等もしてはいけない」という箇所。
    仕事をしていく中で、本や参考書などで知識をつけていくことももちろん大事。
    だが、最近の自分を鑑みても、何かの議題に関して発言しても、ただ本や新聞で読んだことの上塗りをしているだけだと自覚する点が多かった。
    ただの猿真似では何もオリジナリティ等は生まれない。
    さらに昨今は情報の流れも速く、知識だけだとすぐに陳腐化してしまうことも多くなっている。

    真っ白な紙の前に座り、一日1時間でも雑念や今までの知識を取り払い、限界の一歩先まで自ら考え、練り上げた上でプレゼンやセッションに臨んでいくスタンスを今のうちに身につけなければならないと思った。
    その積み重ねにより他者とは違うオリジナルの考えが生まれるのだと感じた。

    本書の中には、その他、周りの人たちとの円滑なコミュニケーションを取るためには、「自分は今幸せであると感じること」「自分だけではなく、自分がそれをすることによって周りの人に、会社に、社会にプラスの影響を与えられるのかまでを考える必要がある」等、一見すると当たり前であるが、忙しい中で日々意識できていない多数のことが盛り込まれていた。

    自分に余裕がなくなってきた、行き詰ってきたと感じたときに、振り返って読みたい本だった。

  • 1965年生まれ、文筆業、古書店の経営、暮らしの手帖編集長の松浦弥太郎さん「考え方のコツ」、2014.11発行(文庫)。いい本に出会えました。思考術、想像術、コミュニケーション術、時間管理術、グローバル術の5つの章立てです。思考術、想像術、コミュニケーション術が特に面白かったです。ひたすら「観察」する。その場に身を置いて「経験」する。わがこととして「実感」する。人は何を求め、何を考えているか「想像」する。「想像」はどこか「思いやり」に似ている。そして「知識」は「思考」にも「想像」にも邪魔になるもの。コミュニケーションの前提は自分が幸せであること。

  • わかりやすい言葉でわかりやすい説明

    日常から戦いの準備をしろと背中を押してお手本まで見せてくれる

  • すごい人がいる者である。
    40代を手前にして、自分の生き方の質を高めていく必要があると感じていたので、とても参考になる考え方にたくさん出会うことができたことに感謝。

    考えること、丁寧にやること、欲張らないこと。

    なかなかできないことだが、挑戦していきたいものである。

  • 弥太郎さんの文章に触れると、ゆっくりと背筋が伸びて顔が上がる。自分に厳しく生きるには、まだまだ修行が足りないかな。

  • f

  • 著者の振り見て我が振り直す。
    自分のやっていることの意味、やっていないことの価値に気がつくことができた。

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著者プロフィール

松浦弥太郎(まつうら・やたろう):東京生まれ。アメリカの古書店にインスパイヤーされてm&co.booksellersを立ち上げる。『暮しの手帖』編集長を経て、現在は会社経営、執筆・編集活動、映像、コンサルタント、商品開発、メディア出演など、枠を超えた活躍を続けている。著書に、『仕事のためのセンス入門』、『センス入門』、『ほんとうの味方のつくりかた』、『僕の考える投資について』、『期待値を超える』など多数。

「2022年 『それからの僕にはマラソンがあった』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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