目白雑録 (朝日文庫 か 30-2)

著者 :
  • 朝日新聞社
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感想 : 11
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  • Amazon.co.jp ・本 (284ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784022643964

感想・レビュー・書評

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  • これだけ書ける、その芯・信の強さは、どこからくるのか?
    やはり「放心状態」と言えるほどの小説を上梓することができるからなのか。

    「……言わなきゃよかった日記」というあとがきからも、「言わなきゃよかった」って感じは受けませんよ。
    単なる読者としては、読んでニンマリしたり爆笑したりして溜飲を下げるばかり、もちろんそれでいいのですが、著者ご本人にしてみれば「競争相手は馬鹿ばかり」と言いながら、常に自らがその「馬鹿」に堕ってはいないのか、日々戒めていらっしゃるのではないでしょうか。
    強い文章です。

著者プロフィール

金井美恵子
小説家。一九四七年、群馬県高崎市生まれ。六七年、「愛の生活」でデビュー、同作品で現代詩手帖賞受賞。著書に『岸辺のない海』、『プラトン的恋愛』(泉鏡花賞)、『文章教室』、『タマや』(女流文学賞)、『カストロの尻』(芸術選奨文部大臣賞)、『映画、柔らかい肌』、『愉しみはTVの彼方に』、『鼎談集 金井姉妹のマッド・ティーパーティーへようこそ』(共著)など多数。

「2023年 『迷い猫あずかってます』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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