オーディンの鴉 (朝日文庫)

著者 :
  • 朝日新聞出版
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感想 : 11
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  • Amazon.co.jp ・本 (400ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784022646736

感想・レビュー・書評

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  • 読後、背筋が震えた。
    もちろん、寒さのせいでは無く、よく出来た本書のストーリーのリアルさに、である。

    『オーディンの鴉』とは、北欧神話の神の名で、両肩にフギン(思想)と、ムニン(記憶)という二羽の鴉を従え、世界中のあらゆる情報を集めて来る事ができるという。

    本書は、東京地検特捜部の検事が、家族や仲間を守るため、巨大な敵と闘う物語である。

    敵は、まったく姿を見せず、しかし、あらゆる情報を操作する事が出来る、巨大な力を持った人物(または組織)である。湯浅検事は、果たして、巨大な敵に勝てるのか?

    現代は、情報化社会と良く言われるが、本書のように、あらゆる情報が集められ、それが恣意的にある目的で使われたら...非常に恐ろしい事態に、驚愕します。

    決して小説とは思えないリアルさは、福田さんの筆力でしょうか。最後に、検察内部の裏切者が登場しますが、残念ながら、外れでした。

    ・オーディンの鴉
    https://www.youtube.com/watch?v=NRPs58pyiOQ

  • これは面白かった!!
    いや〜、コワコワです!

    湯浅も頑張った!
    でも、ハジメがいてくれて、ホントによかった!!

    個人情報さらされるとか……知らない人に、そーゆーの知られてたらとか……考えたくも無い〜〜!!!

著者プロフィール

福田和代一九六七年、兵庫県生まれ。金融機関のシステムエンジニアとしての勤務を経て、二〇〇七年、航空謀略サスペンス『ヴィズ・ゼロ』でデビュー。主な著作に『TOKYO BLACKOUT』『ハイ・アラート』『怪物』『迎撃せよ』『潜航せよ』『生還せよ』『繭の季節が始まる』『梟の一族』など。

「2022年 『ここだけのお金の使いかた』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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