沈黙の町で (朝日文庫)

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  • 朝日新聞出版
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  • Amazon.co.jp ・本 (584ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784022648051

感想・レビュー・書評

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  • 保護者、教師、子供の狡さ、1人の人間がよくもここまでいろんな立場の人描けるねと思った。なんか読んでる前半は子供たちしゃべらないしほんとにいじめて名倉くんかわいそうにって感じだったけど、読み進めるにつれてキャンプの時健太が渡辺ゆかりにサインをもらって喜んでるところとか、坂井が気絶した名倉助けてあげるとことか、いい子じゃんってなった。金持ちで鼻もちならん態度とってたの名倉じゃないが~みたいな。教師に対する子供の気持ちもわかるし、この人らいじめてないのに何で加害者の親にこんな人生めちゃくちゃにされないかんがよあほか。名倉も井上のことは言わずに二人のせいにして、ぶっつぶすぞってかんじだ私なら。背中のあざとか、このキャンプちくったせいじゃんこれは当たり前だ。しかも幕切れがすごい、そこ!?ってなった。すべてが明かされてシャッて終わった。

著者プロフィール

おくだ・ひでお
1959年岐阜県生まれ。プランナー、コピーライターなどを経て1997年『ウランバーナの森』でデビュー。2002年『邪魔』で大藪春彦賞受賞。2004年『空中ブランコ』で直木賞、2007年『家日和』で柴田錬三郎賞、2009年『オリンピックの身代金』で吉川英治文学賞を受賞。著書に『最悪』、『イン・ザ・プール』、『マドンナ』、『ガール』、『サウスバウンド』、『無理』、『噂の女』、『我が家のヒミツ』、『ナオミとカナコ』、『向田理髪店』など。映像化作品も多数あり、コミカルな短篇から社会派長編までさまざまな作風で人気を博している。近著に『罪の轍』。

「2021年 『邪魔(下) 新装版』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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