聖なる怠け者の冒険 (朝日文庫)

著者 :
  • 朝日新聞出版
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  • Amazon.co.jp ・本 (367ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784022648228

感想・レビュー・書評

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  • 京都を舞台とした、正義の味方ぽんぽこ仮面をめぐる小冒険の話。
    筆者の描く独特な世界観に引き込まれる。
    『僕は人間である前に怠け者である』
    冒険と怠け者の対比が面白い。

  • 人に何を言われようとも怠けたい。

    愉快でちょっと不気味な感じがとても好き。
    登場人物が全員変で素敵。

    京都の情景が分かってたらもっと入り込めたな。
    森見 登美彦さんの小説は句点の位置が良くて、凄い読みやすい。

  • 不思議な世界観

  • 主人公の怠け者具合には感服しました...。
    主人公は、主人公である前に怠け者なんで仕方ないんですけどね。笑

  • 何度も何度も同じ箇所を読み直してやっと読み終わった。森見さんの作品は、想像力をかなり働かせないと、内容が頭に入ってきません。だから、今までに読んだ本の詳細はあまり細部を覚えてないんだろうなぁと。

    ぽんぽこ仮面の正体が分かったあたり(三分の一くらい)から面白く感じる様になった。本当は皆、怠け者なんだよね。ぐうたらしたいし、働きたくないし、ずっと寝てたいし主人公小和田くんみたいな人大好き。やるべきことをどんどん遅らせて結局ギリギリなのはとてもよくわかります。内に秘める怠け癖を忘れずに生きていこう…!
    最後はお決まりの宵山でどんちゃんパーって感じ。
    京都の宵山のなんとも言えない空気を感じたくなる。

  • 読む順番正しかった。
    『有頂天家族』的であり『夜は短し歩けよ乙女』あり『宵山万華鏡』ありで、心して楽しめた。
      
    「人生いたるところに夏休みあり」

    『夜行』にそろそろ行こうかな。

  • 京都をたっぷり冒険した気分になった。森見ワールド炸裂。独特の言葉、リズムが心地よい。

  • 京都が益々好きになる!
    宵山見物してみたいなー
    スマート珈琲店のタマゴサンドも絶品。

  • 社会人2年目の小和田君は仕事が終われば独身寮で缶ビールを飲みながら「将来お嫁さんを持ったら実現したいことリスト」を改訂して夜更かしをする地味な生活。
    ある朝目覚めると、小学校の校庭でぐるぐる巻きにされ、隣には狸のお面をかぶった「ぽんぽこ仮面」が立っていて……ここから「充実した土曜日の全貌」が明らかになる――。

  • やっぱり自分は森見登美彦がいいなと改めて思った
    生活が大きく変わって色々まいってたけど、森見さんの書く京都と愛くるしい登場人物たちに救われました
    我々は人間である前に怠け者だ

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著者プロフィール

1979年、奈良県生まれ。京都大学大学院農学研究科修士課程修了。2003年『太陽の塔』で日本ファンタジーノベル大賞を受賞しデビュー。07年『夜は短し歩けよ乙女』で山本周五郎賞を受賞。同作品は、本屋大賞2位にも選ばれる。著書に『きつねのはなし』『有頂天家族』など。

「2022年 『四畳半タイムマシンブルース』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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