聖なる怠け者の冒険 (朝日文庫)

著者 :
  • 朝日新聞出版
3.54
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本棚登録 : 4239
感想 : 290
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  • Amazon.co.jp ・本 (367ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784022648228

感想・レビュー・書評

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  • お座敷からお座敷を転じていくようすは
    湯浅監督の映像で脳内再生。

  • あいかわらずの森見節で語られる京都の物語。
    夢の中をふわふわ歩いているような雰囲気がなんとも言えず心地よく読めました。
    一度宵山を観に行ってみたいなぁって気持ちにさせられます。

  • これまたいいんだよなぁ
    たぬき、京都、森見登美彦

  • 森見登美彦作品で初めて読んだもの。独特な言い回しに振り回されるかと思いきや、どんぴしゃハマってしまいました。主人公の性格や考え方がかなり好きで、物語を一貫してそのスタンスでいくもんだから、ブレないな〜だがここがこの人の良いところなんだろうね、とか自分の中でスッと入ってきてすごく読みやすかったです。

  • 2019.8.2(金)¥250(-20%)+税。
    2019.8.11(日)。

  • これも一種のSFなのかな。馬鹿馬鹿しくてどうでも良くなるけどなんだか面白い。

  • 森見さんの独特の世界観と節回しが気持ちよく本の世界に連れていってくれる。
    タマゴサンドウィッチと蕎麦が無性に食べたくなる。
    遠く離れた京都の町で、もしかしたら……と思いたくなる1冊。
    本に合わせて、7月の今読むことをお勧めしたい本。

  • 面白かった。軽妙な語り口で、妙に読み進んでしまう。クライマックスは、まさに狸に化かされてるような気になってしまう。

    人間には内なる怠け者が潜んでいる。この忙しく忙しない社会に、怠け者の生き様が染みる。僕も小和田くんのように怠けてしっかりと生きていきたい。

  • 滑り込みセーフ!これこそモリミーワールドって感じでしっちゃかめっちゃかですf^_^;(ほめてます)途中でふと、赤い浴衣の女の子や金魚、夷川などのキーワードが出てきて、あれ⁈って感じでちょっと嬉しい☆狸が可愛らしくて、モリミーの擬音に相変わらずニマニマ(笑)うごうごしてる狸とか可愛らしいじゃないですか☆バスの中では読めませんね。ますます大好きになりました

  • ぽんぽこ仮面とはなんぞや

    少し前から「ぽんぽこ仮面」なる怪人が現れるようになった。
    彼は困った人を助けるいい怪人。今日は祗園祭宵山、ぽんぽこ仮面を探して捕まえろ!とのお達しが発令された、探偵助手の玉川さんはぽんぽこ仮面と関わりがある小山田くんを尾行する。しかし小山田くんは極度の怠け者。一筋縄ではいかないのである。
    なぜかぽんぽこ仮面に2代目を引き継がないか?と言われている小山田くんはぽんぽこ仮面の正体を知る事になる。
    小山田くんの会社の恩田先輩とその彼女桃木さん、浦本探偵事務所の浦本さん、怪しい組織の五代目、いろんな人を巻き込み京都の街でぽんぽこ仮面大捜査線が始まる。

    ぽんぽこ仮面……
    「夜は短し歩けよ乙女」のようななんとも不思議な小説でした。
    京都の人は状況や場所が手に取るように分かると思うが京都に馴染みのない人はさっぱりわからない。こういう小説は途中で飽きる事があるんですがそこは森見節というかなんとも不思議な文体で最後まで楽しめました。

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著者プロフィール

1979年、奈良県生まれ。京都大学大学院農学研究科修士課程修了。2003年『太陽の塔』で日本ファンタジーノベル大賞を受賞しデビュー。07年『夜は短し歩けよ乙女』で山本周五郎賞を受賞。同作品は、本屋大賞2位にも選ばれる。著書に『きつねのはなし』『有頂天家族』など。

「2022年 『四畳半タイムマシンブルース』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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