唐人屋敷 (ソノラマコミック文庫 は 28-9)

著者 :
  • 朝日新聞出版
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本棚登録 : 133
感想 : 7
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  • Amazon.co.jp ・本 (267ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784022671844

感想・レビュー・書評

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  • お引っ越し中の息抜きに積読からなにか……
    と手に取ったものの、再読でした。

    息抜きにはぴったりの楽しいシリーズ。
    もっと読みたかったなぁ、このシリーズ。
    そして波津さんの描く唐子はいつ見ても可愛い♪

    波津さん唯一の学園モノ「NEKOMATA-PAPA」収録。
    こんなものも描かれてたのか!と驚くも、
    人と人ならざるものとの交流というところは同じかも(笑)

  • イギリスらしき国が舞台ですが、中国風の物の怪が続々登場する楽しいお話です。酒の精が可愛いっ!

  • 唐人屋敷シリーズが5つと短編が3つ。

    短編は学園ものと唐人屋敷シリーズに近いものと、ヨーロッパ系。

    唐人屋敷シリーズはもっと続きを読みたい。短編の東方からの客人と繋げられそう。

  • 2015年1月11日読了。東洋の骨董品・もののけに詳しいお祓い師ローレンスを描いた短編集、などの少女漫画。ふと気になって図書館で借りてみたが、うーむつまらなくはないが特別面白くもなかった、という印象。霊界の存在が骨董品に姿を変え人界に降りる・それを守るため別の存在がまた骨董品に姿を変え、自由に人の姿に化身して持ち主と会話する…って何だかすごく不自由な、「霊界の存在は結局何がしたいんだ?」という疑問がわいてしまうのは私の読み込み不足のせいか?

  • 怪異が見える人と見えない人のギャップで笑わせるコメディー。
    設定からして「エクソシストが祓えない、東洋系の憑きものを払う」という、お祓い屋の住み分けがおかしい。
    これなら「犬夜叉」を読んでいる息子にも安心して勧められます。
    (コメディでも美麗端麗な波津テイストは健在。子どもにも楽しめるけど、やはり大人のまんがです)

  • イギリスを舞台に東洋系の憑き物を祓う青年と怖がりなのに引き寄せ体質の助手が、故国に想いを残したり、色々な事情を抱えた妖怪(?)たちと人間の問題を解決する話。もっとシリーズ化してほしかったな。

    猫又のおとうさんの話は波津さんの作品としては異色なテイスト。

  •  イギリスを舞台に、東洋系のつきものを払う男の話。

     東洋系っていうのが渋いです。
     でもって、引き寄せる体質なのにニブイ助手アーネストをいぢりたおすローレンスがドSで素敵です。
     ともあれ、ここに出てくるのは、心ならずも異国に連れてこられてしまった色々なものの気持ち。共存しようとしたり、反発しようとしたりと、個々で違うけれど…いや、違うからこそ、異国に来てしまった寂しさが悲しい。
     でもって、それを描く波津彬子の目はやさしい。

     他に、父親が猫又である男の子の話や、伯父の遺言をめぐる物語など、収録。
     
     にしても、波津さんの描く女性はいいですなぁ。
     古き良き時代の女優っぽい。イングリット・バーグマンや、グレース・ケリーのようだ。でもって、そういう女性に似合うだけの粋な男性を配しているのがもっともっと素敵。

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著者プロフィール

(はつ・あきこ)1959年、石川県生まれ、在住。81年、「波の挽歌」でデビュー。著書に『雨柳堂夢咄』『幻想綺帖』『女神さまと私』『レディ シノワズリ』『ふるぎぬや紋様帳』『お嬢様のお気に入り』、「うるわしの英国」シリーズ、「波津彬子選集」シリーズ(『鏡花夢幻』『牡丹灯籠』『燕雀庵夜咄』『秋霖の忌』)など多数。画業40周年を越えてなお、少女漫画界の第一線にて作品を発表し続けている。

「2021年 『幻妖能楽集』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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