- Amazon.co.jp ・本 (240ページ)
- / ISBN・EAN: 9784022734648
感想・レビュー・書評
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2012衆院選を前に知識を増やそうと購入してみたが、私の知りたいことにはあまり踏み込んでおらず期待はずれであった。だが読みやすく政治に興味を持ち始めた人向けには良いと思われる。
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政治の入門書として解説されていたが、知っているようで知らない政治制度が理解できた。政治家が存分に能力を発揮する為には、国民も一緒に育てる力や大きな視点で政治に興味を持つ必要がある。
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ポピュリズムj(「衆愚政治」)は、政治につきものの宿痾です。
現代政治の基本を復習しました。 -
読み途中であるが、非常にわかりやすい。
恥ずかしい話だが、中高ろくに公民の授業を聞かず、政治の仕組みがよくわからないまま大学受験に必要な科目のみしか勉強せずに大学生になった。
いざ、大学で政治も勉強してみようと授業を受けて見るがさっぱりわからず、試験前に適当に一夜漬けしなんとか単位をもらうという有様。
しかし本書を読んで、あーそういえばあの時授業で言っていたことはこういう意味なんだとすんなり理解できた。
池上彰先生はすごい。 -
とてもわかりやすく勉強になります。報道では伝わらない部分での政治も見通して判断していかなくてはならない。政府、政治家、官僚を叩く前に、国民として有権者として意識を変えていかなくてはと思いました。
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政治に関心が無かった僕でも分かり易かったです。
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新聞の政治欄を読んで理解するために必要な最低限の知識がやっと身についたかんじ(笑)こんなにわかりやすく初歩を教えてくれる本は他にないから本当に助かる。
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日本の政治を、諸外国との比較から論じたり、また選挙・政党・国会・官僚を絡めて俯瞰的に説明している。
基礎からの説明が多く、飛躍もなくてわかりやすいと感じた。
以下印象に残った点
・若者による投票率の低下
アメリカでは模擬討論などを授業で行い、若者の関心を引くような工夫をしている。日本ではマスコミが「学校の先生が政治的なことをやっていいのか」と批判されてしまう。また、若者の投票率が下がることで、高齢者優位の政策が多くなるという弊害も。
・デンマークでは税金が高いが医療費・教育費がタダ。
デンマークは高い税金を払っているため、選挙の投票率も80%以上。日本も税金の使い道を明確にして、国民の関心を引くべき。(現在はブラックボックス的な部分があり、国民も関心を示さない)
・日本の国会議員は必ずしも自分の信条と照らし合わせて所属政党を決めているわけではなく、選挙に勝てそうな政党に属している人が多い。現に民主党も自民党もそれぞれ党内で妥協を重ねた結果、ほとんど同じような政策しか打ち出せていない。
・審議会メンバーには大手新聞社の論説委員を呼ぶのが一般的。そうすれば彼らは人質の役割を果たし、その新聞社が真っ向から批判できなくなる。
・天下りを廃止するとあまり優秀でない官僚まで省庁が面倒を見なくてはならなくなり、それこそ税金の無駄使い。
・政治家が打ち出す政策が、ポピュリズム(人気取り)を狙ったものかどうかを見極める必要がある。
・官僚は選挙で選ばれるわけではないので、国民からの人気を気にせずに政策を考えることができる。国民から人気のない政策は官僚主導の方が進めやすい。
読んだ感想としては、国民が賢くなることが国をよくする一番の近道だと感じた。
【国民が政治を理解できていない→政党が表面上の人気とりに走る→本当にやるべきこと(国民が嫌がること)が進まない】
この悪循環を断ち切らなくてはならないと思う。 -
折しも衆議院が解散になり日本も総選挙。今年は米国大統領選挙も実施され、まさに「政治の勉強」に最適な時期です。日本の政治がおかしいのは、①政治家が票集めに走ることと②国民が「幸せの青い鳥」を求めることにある、と看破。「ポピュリズム=民主主義政治の落とし穴」に落ちないように、投票者である国民の選択眼が試されます。いずれにしても、政治への参加=投票がまず第一歩です。
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312.1 イ 登録番号9509