イマドキ部下を育てる技術 なぜ、今日も部下に腹を立てているのか? (朝日新書)
- 朝日新聞出版 (2013年1月11日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (216ページ)
- / ISBN・EAN: 9784022734877
作品紹介・あらすじ
「上から目線」で怒るより、「下から目線」で褒めるより「横から目線」で認めて、育てる。「些細なことで傷つく」「なんでもメールですます」「自分の頭で考えない」「超プライベート重視」こんなイマドキ部下にイライラしていませんか?「最近の若い者は…」と言う前に、まずは、あなたが「怒らない上司」になりましょう。
感想・レビュー・書評
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評価1以下です。イマドキ部下側の立場から読みましたが、部下の考えも理解しようとは言いつつカーシェアの利便性を理解できないと言い放ったり、会社の飲み会に否定的な若者を柔軟性がないと切り捨てたり、結局団塊世代のTHE老害に向けた自分に都合のいい内容ばかり。この著者の部下になど絶対になりたくないし、全くついていこうなどとは思わないので、私の上司がこの本を読まない、読んでも影響されないことを祈るばかり。
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まさに職場で、価値観の違いによる行き詰まりを体験していたからか、非常に納得して入ってくる内容が多かった。
ブライト艦長のように上から叱りつける上司、善悪は置いておいて、自身の組織に殉ずる「ガンダム世代」。
ルフィのように他のメンバーと同じ高さの目線のリーダー、組織はあると言えど、その中でも個々が個々の価値観に重きを置く「ワンピース世代」。
世代間のジェネレーションギャップを、その2つの世代に分けて考える。
筆者が提唱する世代の分かれ目では、自分はちょうど真ん中あたりになる。
そのせいか、自身の部下についてはガンダム世代の視点が理解できるし、自身の上司に対してはワンピース世代の視点が理解できる。
いずれにしても、お互い相容れないままでは何も事は解決しない。
それは自分も常々感じていたことだし、この本でもそう言っている。
お互いの「理解できない」という反射的に生じる感情をひとまず置いておいて、「常識的におかしいと決めつけない」「成果につながるかという尺度で考える」等、歩み寄りのアプローチを取ってみることが重要と学んだ。
上司を、部下を疎ましく思って愚痴を言うだけだった方、試しに読んでみるとよいかも。 -
レビュー省略
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どう育てるか?
→イライラしなければ、世代間ギャップらあっていい
役割で人を見るのをやめてみる
上司はべき論を捨ててみる
飛び抜けたリーダーは、なぜ、どのように、何をという順序で伝える -
妥協できるものはすべて妥協してしまえ。
どうしても譲れないものだけ、しっかり教え込め。
といことのようだ。
部下とは世代ギャップがある(ガンダム世代の40代、ワンピース世代の20台)。対立しても仕方がない。
世代ギャップを切り口としているのは面白い。実用的なものを求めているならば、他の本も読むほうがよいと思う。 -
いまよりよくなると思えないから、いまが一番幸せ
部下からの話を聞けないとき、上司はどういう態度を取るべきか
「べき論」を捨てる
部下自身が納得して仕事ができる理由付けをしてあげる
「キミはどう思う?」 -
今時の若者について一読の価値あり。
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シンブルに結論を出し、説明を加えていく論法。順序よく章、項目を組み立て、始めに何を述べるかを伝えている為、読みやすく、吸収しやすい本であった。
著書の中で、上司の世代をガンダム世代、若者世代をワンピース世代と括り、親しみやすくしているが、個人的には好きではない表現。
ただ、実際の上司、若者の心境を的確に捉えているように思う(私個人がそう感じた為)ので、現場への有効活用が望める。
とはいっても、これが全てではなく、1つの視点であることには注意し、今後に活用したい。 -
世代間のギャップに対してどう対処するかを指南しています。
まず、ギャップを認める。
ワンピース世代とガンダム世代です。価値観の違いを認めること。
その上で、相手との会話を大事にし、行動の意義や目的を考えさせる、理解させる事で、部下を仕事に導き、成長させよう!って事。
まあ、その通りと思いましたが、上司側もその通りに行動できるかというと、心構えだけでは難しいね。
結局、本書の中にキラーな視点やフレーズがないから、ココロに残らないのであります。