- Amazon.co.jp ・本 (248ページ)
- / ISBN・EAN: 9784022735188
作品紹介・あらすじ
【社会科学/教育】大津中2いじめ事件でのずさんな対応、体罰、人権侵害まがいの暴言……教師の問題が取りざたされる今、本当に求められる資質とは何なのか。「教師を支える会」代表として、全国の学校の問題に取り組んできた著者が、今、最前線の教師像を説く。
感想・レビュー・書評
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当たり前といえば当たり前のことだけれど、「なるほど、うんうん、」と頷くところがたくさんあって、改めて教師のあるべき姿を確認できた。
今は真面目に頑張ることが評価されない時代だと。
教師の資質はどんどん下がり、生徒と教師、保護者と教師が対等の立場でものを喋るところに、教師のやりにくさがあると。
時間外勤務時間の増加、生徒指導、保護者対応、職員室の人間関係、心が疲れて辞めてしまう教師が後を絶たないのは、社会問題だと思う。
自分は教師に向いてないのかなと思うことはしばしばある。
去年なんて、私も、著者の言う心を病んだ教師だったかもしれない。
それでも、心が繋がる瞬間がたくさんあるから、そんな瞬間に助けられてきたから辞められないのだし、
またその瞬間を追い求めているから、辞められないのだろう。
ー教師に必要な資質は、使命感(ミッション)と情熱(パッション)である。
ー教師ほど、魂を打ち込める素晴らしい職業はありません。
だから、たとえ、今はつらくても、どうか、教師を辞めないでください。
辞めないでよかった、
あのときがあるから今の自分がいる。
そう思える日が、必ず来るから、
とりあえず辞めずにまた頑張ってみよう。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
教師の資質を俯瞰できる。
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生徒を信じ続けること
自己肯定感を高める、話はそこからだ
しかし、学力や生活態度の改善など結果がついてくるという保証がないまま取りめるのか -
TEA-OPACへのリンクはこちら↓
https://opac.tenri-u.ac.jp/opac/opac_details/?bibid=BB00507881 -
2019/6/22
どんな人が教師に向いているのか、と言うテーマのもとに書かれた本。その内容に関連して、今の教師の多忙さや学校現場の昔との違いにも触れられている。
学校現場はめちゃくちゃ忙しい。教科の指導だけでなく生活指導、保護者の対応、色々な報告や会議、研修、本当に毎日盛りだくさんである。
中には保護者からの理不尽なクレームに対応しなきゃいけなかったり、生徒の問題行動に対応しなきゃいけなかったり、教師って教科教えてて夏は生徒と一緒に休みなんじゃないの?とか思っている人には、全然そんなことないしそんな世界は幻想です、と言うのを強く伝えたい。
この本ではその部分に関しても触れてくれていたのでもっと広まれ、と思う。
教師が置かれている現象に触れてくれているのはありがたいけど、最後の方はなんか、教師は感動や気持ちの面での喜びが多いから気合いで乗り切れ的なまとめ方をしているような感じを受けた。
その気合いをもってしても打ち砕かれて病気になる人もたくさんいるわけなので、どうしたらそう言う歪みも無くなっていくのか考えていきたい。 -
知らない世界を色々知れました!
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「教師を支える会」
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レビュー省略