ソーシャルメディアの何が気持ち悪いのか (朝日新書)

著者 :
  • 朝日新聞出版
3.02
  • (6)
  • (21)
  • (39)
  • (19)
  • (6)
本棚登録 : 320
感想 : 49
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (208ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784022735645

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 企業ではSNS疲れの大作として顧客の生の声を聴くのはいいが、その場で苦情は受け付けない。顧客には媚びない。

  • さっくり読めます。

    ブログ、フェイスブック、ツイッター、そしてライン。

    さまざまに進化するSNSの世界。

    そして、そのユーザーである人が、社会がどのように変化しつつあるのか。

    「誰」かが分かるからこそ、偽れないという世界。
    繋がりたいという「希望」と、比例する繋がりの「重さ」。

  • SNS疲れとか言われて久しいが、それが何に起因しているのか、その結果、世の中がどちらに向かっていくのかなど。学生を相手にしていれば、そういうこともあるだろう。確かに、「いいね」しかないFacebook、スタンプという文字のないコミュニケーションは、相互のコミュニケーションとは言い難いところはある。

  • ツイッター、フェイスブック、LINE当のSNSは生活に深く浸透しているが、その息苦しさ・気持ち悪さを論じた本。
    自分自身を考えても、そもそも何のためにどうしたくてやっているのか、解らなくなっているのが現状ではないだろうか。
    ネット上でのつながりを求めて参加するものの、その反対にある悪意や炎上、リスク等について分析を試みていて、納得できる点は多い。
    しかし、そのSNSが変えつつある人間関係についての今後の展望については、こうあるべき、こう進むべきとの提示はなかなか難しいと思われる。

  • ツイッターをやめたいのにやめられない学生。同僚のつぶやきを深く考え過ぎてSNS疲れするOL。ブログに書くために3万円のディナーに出かけるネタ消費。SNS上では正義の味方になり、他人のルール違反に過剰な攻撃を加える人。紙に書いていた世代に比べ、文字制限のあるSNSが普及したネット世代では思考がスカスカになっていく恐れがあるという指摘。。。

  • ソーシャルメディアの使い方について、何が気持ち悪いのか書かれている本。

    個人的には、ソーシャルメディアの使い方については、きっと人それぞれです。とは言え、新しいものが出てきた時には時代に対応した考え方が必要になってくると思います。そうした考え方をまずは大人が大人として高めていくことが重要です。それを周りの人(子供を含めて)とも共有することが大事だと思います。

    ブログはこちら。
    http://blog.livedoor.jp/oda1979/archives/4721112.html

  • SNSの大衆化により、単純化が進行。
    物事を深く考えず、レッテル貼りをし、炎上させる。
    梅崎健理さんの持つ危機感と同じ。
    劣化する日本人も読んでみよう。

  • 粗製濫造以外の何物ではない本。のっけから著者が広めた「新型うつ病」バッシングを行いつつ、ソーシャル・ネットワーキング・サービスの「問題点」を列挙するものの、ほとんど自分が「違和感を覚える」事例を「日本人の本質が変わった/変わりつつある」と述べるだけの代物であり、一般的な問題としての広がりを決して持つことはない、ただの空疎な世代論になっている。しかも知り合いから聞いた話などすら”論拠”になってしまっている体たらくである。

    援用されている資料もせいぜい荻上チキ『ネット炎上』くらいであり(同書は悪い資料ではないが、それでも新書一冊だけ、というのは余りにも調査不足ではないか)、議論にしても正高信男『ケータイを持ったサル』(中公新書、2003年)などに代表される数周遅れの通俗的青少年言説の焼き直しでしかない(むしろ自身が過去に森健と出した『ネット王子とケータイ姫』(中公新書ラクレ、2004年)より著しく後退していまいか)。本書の研究としての意義など、皆無に等しい。

  • リカさんの本は好きなので読んでみました。
    ネットでもまるきりの嘘を書いてはいけない!的な発想になったのが大きな変化なのかなぁ…。
    ここまで普及する以前はホントか嘘か…みたいな雰囲気だったような記憶があるのだけれど、それは自分が見ていた分野や部分によるのかな?
    後半。「文章だけでなく思考もスカスカになっていく」のあたりは恐ろしくなってしまい…。
    自分自身を振り返ると、前より文章が書けなくなっているような気もする…。
    ツールは使い様。使われてはいけない…。

  • めっちゃ挑発的なタイトル。
    『弱者はもう救われないのか』とはうって変わって、いつも通りのふわふわした香山さん、という感じ。
    わたしはソーシャルメディアよりも現実のほうが好きやなぁ。

全49件中 31 - 40件を表示

著者プロフィール

たくましいリベラルとして、右傾化する政治状況から現代社会の病理まで、メスをふるう行動派知識人。1960年生まれ。精神科医。立教大学現代心理学部教授。『若者の法則』『ぷちナショナリズム症候群 若者たちのニッポン主義』『生きてるだけでいいんです。』『弱者はもう救われないのか』『「悩み」の正体』『リベラルじゃダメですか?』ほか、著書多数。

「2017年 『憲法の裏側 明日の日本は……』 で使われていた紹介文から引用しています。」

香山リカの作品

この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。

有効な左矢印 無効な左矢印
又吉 直樹
有効な右矢印 無効な右矢印
  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×