隠れ貧困 中流以上でも破綻する危ない家計 (朝日新書)

著者 : 荻原博子

• 朝日新聞出版 (2016年3月11日発売)

感想・レビュー・書評

[keropeeeさんの感想 · 2016年8月11日]

高収入であっても老後貧困に陥る事例など、老後の貧困は特別な人達の問題でなく、誰もがその危険性を持っていることを分かりやすく紹介しています。

ただ、全体として勝ち組となるためのハウツー本。
もちろん将来を見据えた個々人の対応能力を高めることは大事で、役に立つ情報もるる記述されています。しかし、個人の努力だけで対応できないのが、現在の貧困問題。社会の病巣にもっと鋭くアプローチしてほしかったです。

[nickatさんの感想 · 2016年5月2日]

具体例があってイメージしやすいが、統計データというより推測で書かれている部分も多い気がする。

[tsune105さんの感想 · 2016年4月14日]

冒頭の年収1,000万円の相談事例は、夫婦や世代の観点があり必見である。
しかし、後半は、ありきたりな家計簿改善指導例で、目新しい視点はない。
気になった相談項目だけを読むだけで充分。
後、医療・介護現場の将来に関する希望的視点は、納得はいかないった。

著者プロフィール

1954年長野県生まれ。経済ジャーナリスト。難しい経済と複雑なお金の仕組みを、わかりやすく解説することに定評がある。一貫して庶民の視点で、生活に根差した独自の家計論を展開。多くの雑誌に連載を持ち、テレビ番組のコメンテーターらラジオ出演も多い。

「2016年 『荻原博子のやさしい家計簿2017』 で使われていた紹介文から引用しています。」