- Amazon.co.jp ・本 (208ページ)
- / ISBN・EAN: 9784022739322
作品紹介・あらすじ
隼人はかつて、異世界に召喚された勇者だった。同じ境遇の仲間たちと共に魔物たちと戦い、帰還してから2年。かつての仲間による復讐が始まった時、隼人が感じたものは恐怖ではなく歓喜だった。なぜなら、それこそが退屈な日常から素晴らしい非日常の世界へ再び飛び込むチャンスに他ならないからだ…。ライトノベルの常識をひっくり返す、ダークサイドヒーロー登場。
感想・レビュー・書評
-
友達が話題にあげていたので読んで見た。
読みやすく、あっさり読了することができた。
内容は、異世界もののナナメ系としてはある意味ありがちなところ。綺麗にまとまってはいるけど、展開に目新しさがなかった。
また、ダークヒーローとはいうものの、なんだか小物で主人公に魅力を感じない。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
2年前、異世界に召喚され、勇者になった後に日常に戻った少年が主人公の現代ファンタジー。ただし、この主人公が正義の心なんぞ微塵もない人格破綻者。こう書くと、厨2御用達小説に見えるのだけど、面白かった。
まず、TRPGライターが書いただけあって、随所にTRPG(特にSW)のギミックや常識が仕込んである。むしろ、TRPGer以外の読者をあんまり想定してない感じ。構成や作りも小説というより、単発セッション(シナリオ)の骨組みだし。
そしてダークサイドヒーローなのに、主人公が厨2御用達のハイスペックやダークヒーロー特有のカリスマ性を一切持ってないのが楽しい。解説でも言及されてたけどあくまで読者(ライトノベルやゲームのファン)のカリカチュアに過ぎない。
主人公以外のキャラも、「テンプレートキャラに中の人が入ったテンプレート」なんで、TRPGやってる人ならにやにや出来ると思う。まあ、逆にTRPGぽさより小説としての構成を求める人にはフレームが物足りないかも。そんな感じ。 -
いつもながら、いい感じです。サクッと読めるので好きです。
-
非現実を現実に巻き込んで好きにする流れは良いんだけど、やってることが小さすぎる・・・
-
中古待ち
確かに、普通とは違う思考の持ち主だったけど、
ダークで今までに無い主人公かっていうと微妙…
正直、小ずるい小悪党タイプで、上手く人を騙したと思って
悦に入るあたりの矮小さは確かに今までに無いかもだけど
この後どうやっても転んで痛い目をみるビジョンしか浮かばない。
もうすこし頭をよくしてあげて下さい。
続くのかどうかは分からないけど、、これで終わったほうがまだいいと思う。 -
『コミケ襲撃』の時にも感じたが、倫理観の薄さが個々のキャラの性質ではなく、作品全体の雰囲気としてあるというのが薄気味悪い