勝ち続ける経営 日本マクドナルド原田泳幸の経営改革論

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  • 朝日新聞出版
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  • Amazon.co.jp ・本 (168ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784023310162

感想・レビュー・書評

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  • ・低迷の時こそ「基本に立ち返れ。基本以外は何もするな」
    ・低迷時の新規ビジネスほど危ういものは無いので、絶対にやってはいけない
    ・顧客の期待をどのように超えるか、それはその企業でしかできない「らしさ」の追求
     お客様の希望ばかりを聞いてその通りにしていてもダメ、お客様の要望以上のことをやらなければならない。お客様が要望することと実際の行動は別だったりする
    ・お金をうみだす「キャッシュカウ」を把握
    何もしなくても売れ筋の「金のなる木」=キャッシュカウ(Cash Cow)をもっと大きなキャッシュカウにするために企業は何をするかが重要
    ・常に革新的であれ
    ・コストを減らすとは投資をすること
     「同じコストで売上をあげること」「同じ人・物・金をどのように戦略的に使うか。どのようにシフトするか」
     経営が厳しい時こそ、投資も含めてもっとお金を使おうという議論をしないと、その後の復活はありえない
    ・コモディティかつ独自性のある商品が成功する
     お客様が慣れ親しんだ商品で、しかも独自性がある。それしか成功はありえない
    ・後継者を作る意味
     後継者をつくならい限り、あなたの次の成長の機会は生まれない

  • V字改革を果たしたマクドナルド・原田泳幸社長のセミナーをまとめた本。

    事例をあげながらまとめてあるので、とてもわかりやすい。

    社会人はもとより学生も読んでおくべきかと。

    12/07/08-76

  • 言わずとしれた、マクドナルド社長の経営論。人材を大切にする経営姿勢が学び取れる。価格をあげたり、コーヒーに力をいれたり、著者がその時どのように考えて戦略をとってきたかなど学ぶべきものは多い。

  • おもしろい。1日で読み切ってしまった。
    7年間連続赤字から7年間連続黒字への秘密が惜しげもなく語られている。

  • 従業員満足度が上がれば経営が上向く。価値と価格を上げる戦略。強さをより伸ばす。自分が信じるものをお客様に提案する。らしさを大事に顧客の期待を超える。読みやすかった…

  • なぜ、転職したのか・。学んでいるときが一番楽しい
    QSC+Vが重要
    Quality,Service,Cleanliness,Value
    投資は、人があって⇒商品⇒店 の順番
    「らしさ」を磨く
    コストを減らすとは、投資をする事。売り上げが上がればコストは下がる
    教育とはトレーニングに行かせることではない。本人が今やっている以上の事をやる
    風土はTOPしか変えられない

  • マクドナルドは8年間で6回値上げをしているが、一度も値下げしていない、というのが意外だった。自分は個人としては肉が食べられないのであまりマクドナルドに足を運ぶ事はないが、エビかつバーガーは好きだ。そんな程度のファンなのでイメージとしては値下げ断行、という印象を持っていたが間違っていた。
    サービス残業問題もあり、今は従業員満足度を高めるために人材投資を積極的に行っている。ニンテンドーのDSで効率的にトレーニングも。
    取り組み全体としてさすが原田氏、イノベーティブだ。顧客への情報提供の仕方、店舗デザイン、そしておまけ的なイメージがあったコーヒをプレミアム化して顧客誘導の手段に変える手法。
    一方で433店舗を戦略的に閉鎖して痛みを伴う改革を断行。
    「顧客の期待値と経験を超える価値の提供」がすべての基本。
    本書は講演の内容から作成されたため、仕方ないとは思うが、ご自身の考えを前面に押し出したビジネスの考え方ばかりだ。

    同様の業界ではハワード・シュルツ氏の「スターバックス再生物語」が面白い。こちらはビジネスの主張よりむしろご自身のストーリーを中心に描かれている。そのため共感を得やすかった。
    そんなちょっとしたスパイスがあったらより面白かったと思う。

  • 基本に忠実であること。得意分野を強化することにより弱点を相対的に小さくする。そんな当たり前のことをちゃんとできるところが凄いのだと思う。それとは別に、英語表現が頻出していたのは外資系企業に長く身を置いている著者の環境に依るものだろうか?なんだか違和感を感じました。

  • マクドナルド社長の原田泳幸さんの本。機会点。ベーシック。

  • よく言われることですが、「当たり前のことを続ける。」のが経営のこつ。

    長い間に少しまずいなと思うことでも、気に留めなくなってしまう、
    生活環境に合わせてしまうのが、人間なのでこれが中々難しい。

    業界は違うが、参考になることが多くあり、今後の経営に活かしたい。

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著者プロフィール

長崎県佐世保市出身。元アップルコンピュータ株式会社代表取締役社長兼米国アップルコンピュータ社副社長。2004年よりマクドナルドCEOに就任。前任の創業者社長である藤田田が進めてきたバリュー戦略の見直しを次々に打ち出し、行き過ぎた安売りで失墜したマクドナルドのブランドイメージの建て直しに奔走、短期間で建て直した。その経営手腕の評価から、2009年12月に「GQ Men of the Year 2009」の一人に選ばれ、2011年10月には日本経団連の関連組織である経済広報センターより「企業広報経営者賞」を受賞した。その後、2013年6月にソニーとベネッセホールディングスの社外取締役に就任。2013年8月27日付けで日本マクドナルドの社長を退任。現在は日本マクドナルドホールディンクス株式会社の代表取締役会長兼社長兼CEOを務める。

「2014年 『バトンタッチ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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