バスがきた (五味太郎の絵本)

著者 :
  • 偕成社
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本棚登録 : 302
感想 : 17
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  • Amazon.co.jp ・本 (1ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784032044102

感想・レビュー・書評

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  • この本も五味太郎さんの世界。
    バスを降りるそれぞれの人に味がある。

    「バスが きた  なにかを 売りにゆくひとが おりた」
      リュックと道具箱を持ったひげのおじさんが売り人なのか、
      はたまたサラリーマン風の人が実は怪しい訪問販売員なのか

    「バスが きた  かんごふさんが むかえにきた」
      全身包帯ぐるぐる巻きで松葉杖の人を迎えにきたのか、
      俯いている緑色の一見してゾンビ風な人を迎えにきたのか

    どのページも想像することがたくさんあって、面白い。

  • 「バスがきた 遠くから帰ってきたひとが なつかしい気持ちで おりた」

    バスがきたで始まる人間模様。鋭い一言とイラストが秀逸。(2分)#絵本 #絵本が好きな人と繋がりたい #バスがきた #五味太郎 #偕成社

  • バスがきて、いろんな事情を抱えた人がおりていく。世界観的には大人の方が感じるものが多そうです。

  • 乗る人の少ないバスをみると、このお話のように生活の中で当たり前に走ってほしいと願ってしまいます。

  • バス好きの息子でも食いつかなかった。

  • この世界観は大人向けかもしれない。フレーズは繰り返されるので娘も「バスがきたー」って楽しそうに言うけれど、そう単純でもない。娘の反応の良さとは別に私も色々と思うところのある絵本。五味さんらしい絵が、ちょっとした悲哀も見事に現していて、笑えたり笑えなかったり。ここではだれもおりない、とかね。買わされた人の顔とか・・・。読めば読むほど飽きない絵本でした。(1歳11ヶ月)

  • バスが来るのにも、いろいろ事情がある。
    いろんなドラマがありそう。
    そして、もちろんあの人たちにも…。

  • 1:3 言葉はちょっと難しいかと思ったんだけど、バスのある様々な風景がきれいでじーっと見ている。いい絵って自然と伝わるんだねえ。

  • バスがいろいろな場所でいろいろな人を降ろして行く。
    停車する場所がカラフル。

    バスはどんどん進んでいるのに、視点は常に到着する場所で「来た」と表現しているのが面白い。

  • いろんなところに到着するバス。五味太郎さんの絵の色がいい。

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著者プロフィール

五味太郎 1945年生まれ。工業デザイナーを経て絵本の世界へ。サンケイ児童出版文化賞、東燃ゼネラル児童文化賞、ボローニャ国際絵本原画展などで数多くの賞を受賞。絵本に『きんぎょが にげた』『かぶさん とんだ』『さんぽのしるし』『ばったくん』『みんなうんち』『からだの みなさん』『どこまで ゆくの?』『にているね』(以上、福音館書店)『まどから おくりもの』『仔牛の春』『つくえはつくえ』(以上、偕成社)『かくしたの だあれ』『たべたの だあれ』(ともに文化出版局)『さる・るるる』(絵本館)「らくがき絵本」シリーズ(ブロンズ新社)など多数。絵本論『絵本をよんでみる』(平凡社)、絵本の仕事をまとめた『五味太郎 絵本図録』(青幻舎)がある。

「2023年 『おでかけ版 ひよこは にげます』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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