るるるるる

著者 :
  • 偕成社
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本棚登録 : 918
感想 : 64
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  • Amazon.co.jp ・本 (1ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784032045604

感想・レビュー・書評

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  • ある人が、この絵本で子どもにことばを教えた、という話をしてくれた
    私には、幼い頃に絵本で何かを学んだ記憶がないのでうらやましく思い、図書館でよんでみた

    「これは
    音の絵本です。
    文字の絵本です。
    そして
    やがて、ゆったりと
    言葉が
    きこえてくる絵本です。
    お話が
    見えてくる絵本です。」
    (カバーそでより)

    これまで、五味さんの絵本は色遣いが暗いので、あまり好きではなかった
    けれど、今回、知人のエピソードと共にこの絵本を眺めると、大きな優しさを感じるのだ
    「るるるるる」と飛行機が飛び、雲をくぐれば音も変わり、ら行の勉強になるかと思いきやそうではない
    そしてこの絵本は、少し楽しいから勉強道具ではない
    絵本だからこその最期で、ずっと続いていく印象も受ける

  • 2012年5月図書館より借りました。2才8ヶ月。
    音がおもしろいのか、ツボにはまっていました。

  • 「る」しかなかった

  • るるるるる…

    音で楽しむ絵本です。

  • 五味太郎(1945年生まれ)の色合いは 黒く沈んでいる。
    桃色は 鮮やかでなく 青色も暗い。
    しかし、不思議な 絵本の風景がある。

    ひらがな・・・がいろんな場面に使われる。
    『るるるるる』

    るるるるる は飛行機が飛んでいる。
    青い空に るるる というひらがなが現れ・・
    そして飛行機が るるる といって現れる。
    飛行機が だんだんと大きくなって るるる も大きくなる。
    雲に遭遇して 真っ暗ななかで
    飛行機は れ となり れれ ・・・れれれ ととんでいく。
    雲が終わったら るるる に戻って飛んでいく。

    とにかく 飛行機が 飛ぶ音が るるる なのである。
    飛行機って るるる って飛んでいるのかしら・・
    飛行機に乗っても気がつかないが…
    五味太郎は るるる なんだろう。

    ページをめくるたびにどう展開していくのか
    たのしみなのが 絵本であるが・・
    るるる・・・と飛んでいるだけで…
    なぜか楽しい。

    理由もなく 説明もなく 言い訳もない。
    そういう世界を作り上げているのが 五味太郎なんだろう。
     
    『なんだかうれしくなってきた』

    虫やカエルやトンボで遊ぶ 少年が・・・
    おとうさんとおかあさんと ドライブに・・・
    虫やカエルやトンボに留守番というが・・・
    結局はついてきてしまって
    みんなで遊ぶ。 
    少年は 『なんだか うれしくなってきた』 のである。
    そして 帰りには 少年は 『もう 最高だね!』でおわる。

    ふーむ。
    ほんと なんだかうれしくなるのである。

    『みんなが おしえてくれました』

    少女はいう
    あるきかたは ねこがおしえてくれました
    とびこえかたは いぬがおしえてくれました
    のぼりかたは さるがおしえてくれました
    はしりかたは うまがおしえてくれました
    きもちのいい さんぽのやりかたは にわとりにおしえてもらいました
    おなかのひえない ひるねのしかたは わににおしえてもらいました
    はなのかおりやあじのことは ちょうちょにおしえてもらいました
    おににみつからない かくれかたは うさぎがおしえてくれました
    つちのなかのひみつは ありがおしえてくれました
    わるものをやっつける たたかいかたは ゴリラにおしえてもらいました
    よるのことは ふくろうがおしえてくれました
    ・・・・
    最後は

    どうみても りっぱなひとになるわけです

    という。
    この限りなく楽天的な 絵本は いったいなんだろう。
    絵本の世界が こんなにもひろがるのはいいなぁ。

    しかし、うまやわにやゴリラは日常生活ではあうことができないので、
    みんな りっぱなひとになれないのだな。

    アニメが 日本発であるが・・
    絵本も いいものがあるが…世界になかなか広がらないのはなぜだろう。
    デジタル化されていないからかな。

  • るるるるるで飛行機が飛ぶ。
    文字の形も多少変形している。

    それでも、ストーリーが伝わる。

  • 読み方を工夫して、楽しませてあげたい絵本

  • ぐ!

  • 少ない文字で構成された絵本のシリーズ。
    一生懸命「るるるる…」と読み進めていくと!!
    五味さんの絵本大好きです。

  • そうたろ氏、1歳のころ童話館で購入。

    はじめは、変な絵本だなー、と思ったけれど、2回目からは親子で読みながら大笑いするようになった、ヒット絵本。

    背景の青色も鮮やかで綺麗だし、これは想像力を刺激される絵本だと思う。

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著者プロフィール

五味太郎 1945年生まれ。工業デザイナーを経て絵本の世界へ。サンケイ児童出版文化賞、東燃ゼネラル児童文化賞、ボローニャ国際絵本原画展などで数多くの賞を受賞。絵本に『きんぎょが にげた』『かぶさん とんだ』『さんぽのしるし』『ばったくん』『みんなうんち』『からだの みなさん』『どこまで ゆくの?』『にているね』(以上、福音館書店)『まどから おくりもの』『仔牛の春』『つくえはつくえ』(以上、偕成社)『かくしたの だあれ』『たべたの だあれ』(ともに文化出版局)『さる・るるる』(絵本館)「らくがき絵本」シリーズ(ブロンズ新社)など多数。絵本論『絵本をよんでみる』(平凡社)、絵本の仕事をまとめた『五味太郎 絵本図録』(青幻舎)がある。

「2023年 『おでかけ版 ひよこは にげます』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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