はじめまして! カジパンちゃん (ピッポちゃんのおとなりさん(1))

著者 : きたやまようこ

• 偕成社

感想・レビュー・書評

[ちゃこさんの感想 · 2021年1月22日]

小さい頃、ひとりで何回も何回も読み返してた一番大好きな絵本。何で描かれてるのかわからない不思議なタッチの絵で、ひつじの家族の生活用品を延々と紹介していくだけの絵本だけど、小さいころの自分にはこの絶妙に古めかしいアイテムたちがそれはまあ可愛く見えた記憶。もう掃除の時に処分されちゃってたけど、18歳の誕生日、上京した日にお母さんが誕生日プレゼントに新しいのをくれたからいまでもひとりでたまに読み返す。引っ越しを経験したあとの心細いときに読むとなおホカホカした気分になれてたのしい。

著者プロフィール

きたやま ようこ：東京生まれ。文化学院芸術科卒業。『ゆうたくんちのいばりいぬ』（あかね書房）で第20回講談社出版文化賞絵本賞、『りっぱな犬になる方法』（理論社）『じんぺいの絵日記』（あかね書房）で路傍の石幼少年文学賞、『いぬうえくんがわすれたこと』（あかね書房）で第56回産経児童出版文化賞産経新聞社賞を受賞。また『ぼくのともだちおつきさま』（講談社）など、翻訳の分野でも活躍している。

「2023年 『かまどろぼう』 で使われていた紹介文から引用しています。」