ゆうだち

著者 :
  • 偕成社
4.24
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本棚登録 : 173
感想 : 37
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  • Amazon.co.jp ・本 (32ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784032324006

感想・レビュー・書評

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  • オオカミの家で雨宿りをすることになったヤギが変化していく様子が面白くて爆笑してしまいました。
    絵も何度見ても飽きない素敵な絵本です。

  • 図書館本。良かった。
    家に招き入れてくれる狼。タオルを貸してくれたり。このお話では狼は優しいのかな?と思いきや…。
    山羊が怖いw。これはもう悪魔とかでは…? (山羊だし。)と思えるくらいw。
    狼が良い。子供を逃がしたり、奥さんを逃がしたり。家族思いで(^^)

    読み聞かせ、難しそうだな〜力量があれば挑戦してみたいけど…。

  • [江戸川区図書館]

    雨宿りしたヤギを食べようとするオオカミを撃退?するヤギの話。なかなか他にはない面白さですよ…やっぱりあの、"おかしく"なってくるヤギの絵に軍配があがるのでしょうか?最後の「誰が一番怖かったでしょうか?」には、ヤギ!と答えていた5歳の息子ですが、きっと初めて?の恐怖におののいたオオカミの方がより怖かったのでは…?

    その場で読んで帰るはずが、読み終わってそのまま借りてくることになった本です。

  • ヤギさんのキレかたがすばらしい。
    やるならここまでキレると、気持ちイイですね

  • これ、すごーく面白かった!
    何がどう面白かったのか、理屈で言うのはちと難しいんだけど、
    なんかね、うほほ♪ くふふ♪ って感じで楽しかったよ!

    ・・・って(-_-;) 
    。。。よけーわかんないですね、すみません。。

    では、少しばかり感想を。


    最初のページの言葉がステキです。

    「しまでは なつの あつい ひに、はげしい ゆうだちが やってきます。
     ごきげんだった あおぞらが ゴロゴロと ぐずりだすと、
     あたりは きゅうに まっくらになり、
     にぎやかに さえずっていた とりたちは ぴたっと なきやみます。

     そして、そらが おおごえで なきはじめると、
     見える ものも、きこえる ものも、あめと かみなりだけに なるのです」

    そうやって、夕立に降られたヤギが困っていると、
    オオカミが、こちらにおはいりなさい、と声をかけてくれたので、
    ヤギは喜んでオオカミの家に入ったんだけど、

    オオカミとヤギだもん、そんな親切なわけがない。

    オオカミがしゃみせん片手にごにょごにょ歌いだした歌は、
    耳がいいヤギにはちゃーんと聞こえて、それは
    「おいしい おきゃくは かえしはしない」って歌。

    そこでヤギは震え上がったんだけど、
    それを隠して、しゃみせんを借りて歌い出した。

    それは
    「ゆうだちが きたら おかしくなる
     むしゃくしゃして へんになる
     このまえ たべた オオカミ 3びき
     そろいも そろって いくじなし」という歌。

    しかも、歌っているうちに、ヤギの顔は
    なにやら凶暴な感じに。。。。

    絵本の中では、
    ヤギの歌はどんどんパワフルになり、
    ヤギの顔はいっそう凶暴になって、
    オオカミはだんだん怖くなっていく。

    その、凶悪なヤギの顔がすごいのよ~!
    狂気をはらんだ怪物。
    ほどんど「怪奇もの」みたいな絵になってる。

    絵本の文章でも
    「これは もう、ヤギでは なく、なんでしょう?」
    って書かれるくらい。

    そして、意外と家庭的なオオカミが、おかしい。
    息子や奥さんをそっと逃がして、
    最後はとうとう、自分も逃げ出しちゃう。

    で、絵本の最後では雨があがって、〆の一言。

    「このひ、いちばん こわい おもいを したのは、だれだったんでしょうね?」


    あー、おもしろかった!

    わたしは「ユーモラスな絵本」だと思ったんだけど、
    長女は「恐い絵本」だと言ってます。だから良かったと。

    ともかく、一度手に取ってごらんください。
    なんだかとっても心魅かれる絵本です。

  • 「あらしのよるに」と似たような状況。でも、こっちの方が数段面白い。

  • Iさんご紹介
    ヤギとライオンを元にしたおはなし。
    ヤギがもうどうにも止まらなくなる様子が、なんともおかしい。
    大笑いしました。

  • おもしろい

    狂気

    あらしのよるに的なはなしかと思ったらぜんぜんちがった

    あまやどりでおじゃましたらおおかみがやぎをたべる歌を歌い出したので
    やぎもおおかみをたべる狂気の歌を歌い出したら
    どんどんエスカレートしてって
    おおかみが妻子ともども逃げ出す話

  • なるほど~。

    ブクログで見つけた絵本。
    他の人のレビューを読んで面白そうだったので借りてみた。
    なるほど、面白い。
    が、しかし、小学校の授業前の読み聞かせの時間に、歌に節を付けてノリノリでやるにはどうかなぁ。
    ちょっと考える...。

  • いいねぇ、そのはっちゃけぶり(笑)

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著者プロフィール

1948年、広島県尾道市生まれ。東京芸術大学日本画卒。絵画や染付などの個展活動をおこなっている。絵本に『したのどうぶつえん』(第13回日本絵本賞、第25回「よい絵本」選定)『あいうえおん』『ぼくとかれんのかくれんぼ』『ででてくるぞ でてくるぞ』『30000このすいか』(第21回日本絵本賞大賞)『ねこだらけ』(以上、くもん出版)、『ゆうだち』(第60会産経児童出版文化賞 偕成社)、教育書に『太陽ママと北風ママ』などがある。また、幼児教育の研究者として、現在もさまざまな教材・教具・文具の開発をおこなっている。

「2019年 『ゴロゴロゴロゴロ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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