- Amazon.co.jp ・本 (36ページ)
- / ISBN・EAN: 9784033313207
感想・レビュー・書評
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すごく分かりやすい当たり前のような内容。だけどそれが特別なんだよ!一人だれでも特別なんだよ!!と言われている気がする。
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5歳〜。人生にとって重要な事柄。ストーリーのユーモラスさ、展開の巧みな構成、明るい絵柄の影響で、説教臭さがない。何度も読み返してもらいたい作品です。
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アイデンティティについてのほん。
積極的に読み聞かせしていきたい素敵な絵本です。 -
「ぼくのなまえはようた。ぼくのかぞくは、おとうさん、おかあさん、おにいちゃんにいもうとの5人。かぞくのなかでえくぼがあるのは、ちょっとうれしいぼくだけのこと。いつもかにさされるのは、ちょっとこまったぼくだけのこと。なかよし7人ぐみで、さかだちあるきができるのは、すごくとくいなぼくだけのこと。世界中に「ぼく」という人間はただひとり。これってすごい。さがしてみるとおもしろい。きょうもみつけるぼくだけのこと。小学校低学年から。」
アイデンティティー、個性、「ぼく」という人間はどういう人間なんだろう??に、説教臭くなく、わかりやすく、表現しているすごい本。サラッと楽しく読めて、後から「ぼくだけのこと」を自分でも探してみようという気持ちになる。 -
家族の中での「ぼくだけ」、仲良しの友だちの中での「ぼくだけ」、クラスメイトの中での「ぼくだけ」。ぼくがたくさんの「ぼくだけのこと」を見つけていくお話です。
人と違う自分だけのことを、ちょっぴり誇りに思ったり、恥ずかしく思ったり、残念に思ったり。でも自分も周りの人たちも、どんな「ぼくだけのこと」でも大切に尊重します。どんな自分も唯一無二の存在です。
自分にはどんな「自分だけのこと」があるかな、と考えてみるきっかけになる絵本です。
もうすぐ3歳の息子にはまだ難しく、小学校に入る前後のお子さんにちょうどいいくらいではないでしょうか。 -
可愛らしい絵に癒されました。
『自分』のこともっと知ろう、人と違うところを発見することを楽しもう!と思える素敵な絵本でした。
みんなと『同じ』じゃなくていい、『違う』ことって素晴らしい!面白いんだよ!って子供にも伝えたい。 -
「ぼくだけのこと」ってなんだろう?
例えば、家族で一人だけ左頬にえくぼができる。
クラスで一人だけ、有名人のサイン色紙を持っていない。
学校で一人だけ、運動会の閉会式で倒れた。
街で一人だけ、隣の家の凶暴な犬に吠えられない。
一つ一つは些細なことだけど、それを積み重ねたら、たったひとりの「ぼく」が出来上がる。これってすごいことじゃない?
だけど、もしかしたら、この広い地球上にもうひとりぐらい、ぼくといっしょの人がいるかもしれない。それってすごいロマンだよね!
身近なことから考えていく、「ぼくだけのこと」。
周囲の証言もありながら、ぼくは自分だけのことを暴いていきます。
とってもわかりやすく、「個性って何?」に答える絵本。
最後のオチまでバッチリです。
作者が森絵都さんだと知った時の喜びと納得感。 -
私が好きな森絵都さんが絵本を書いているなんて!と借りた本。上の子(小1)も下の子(年中)もとても好きな本。何回も借りて、何回も読んでいるのでそろそろ買おうかな…と思っている…。スギヤマカナヨさんのイラストもかわいい。
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ぼくはぼく、何にも代えがたい自分のことを大きな声で伝えたい。読んだ子があとに続くといい。
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絵はアウトラインくっきり、タッチは平坦なので読み聞かせにピッタリだと思います。内容は、小学校低学年でも十分伝わると思いますがぜひ思春期に差し掛かる5.6年生頃にまた読んでほしいと思います。というか親、教師にこそ読んで欲しいな、同じ子は一人としていないんだから全員一律に揃えようとすることがいかにナンセンスかわかると思います。お釈迦様のおっしゃる天上天我唯我独尊ってこのことなんだなと思いました。