ジーク: 月のしずく日のしずく (偕成社ワンダーランド 5)

著者 :
  • 偕成社
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  • Amazon.co.jp ・本 (293ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784035400509

感想・レビュー・書評

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  • 分かりやすい貴種流離譚もの。子供が喜びそうなものがてんこ盛りで、教育的な意図、配慮もしっかりしてるから楽しく安心して読める。

  • 父アレス亡きあと、ジークは運命の糸に導かれるまま、都にのぼり、さまざまな仲間と巡り会い、アーギスと宿命の体験をする…


    小学生の時の愛読書。
    ステキな思い出し方をしたので登録!

  •  銀の目を持つジークは、幼い頃の怪我のために左目が見えない。オオカミ猟師だった父の死後、ジークは親友バルに連れられ都にのぼり、さまざまな仲間たちとめぐりあう…。
    (14才)

  •  児童向けの本は久々に読みました。
     オオカミ猟師の息子ジークが、さまざまな経験を経て成長していく物語です。それまで住んでいた森を出て、外にある都を目指して旅立ちます。外の世界に触れるにつれて、自分の出生のことを知ったジークはなかなかその事実を受け入れられません。闘技場での決闘や国王との出会いによって、他人の思いについて思考する姿は成長段階にある少年そのものだと思います。
     異世界ファンタジーとはいっても魔法やあり得ない力でストーリーを運んでしまうのではなくて、具体的な設定の中で主人公の心の葛藤なんかが描かれていて面白かったです。
     児童書ということで分かりやすい表現ばかりですし、本当にこれは子供向けなの?という展開もるので、ファンタジーが苦手な大人でも楽しめると思います。

  • 小学生の時に読んだ本。これ、大好きだった!
    確かシリーズになっていた気がするけど、ジークが一番好きだったな。
    久々にまた読みたい。

  • 面白かったし読みやすかった!

    これも斉藤洋作。
    こんないかにもファンタジーな話も書いてるんだなぁ!

    神様の月のきまりとか金の国と銀の国の敵対とか、世界観をきめるあれこれが
    シンプルでわかりやすくて
    伝説も「こんな風になるだろうなー」って予定調和なかんじで
    読みやすい

    ジークもシンプルでいやなところもなくていい少年だと思う

  • 小学生の頃夢中になって読み、大人になって購入した本。
    子供向けだと思って読むとヤケド。
    少年の成長記なんだけど大人の汚い部分(本音と建前)も盛りだくさん。
    児童書なのに
    しかしジーク2が出ているなんて!

  • 「王の部屋だからといって、豪華にすることはない。時に王には、きらびやかさも必要だが、それは力をしめさねばならないときだけだ。国民は豊かな王を望む。貧しそうな王は、国民は気に入らぬのだ。どうだ、立ってないですわれ。イスにすわったからといって、余の施しをうけたことにはなるまい。」

  • シルバニアという国で、オオカミ猟師に育てられたジーク。
    剣と狩りの達人の青年に成長しました。

    森で生活していたジークでしたが、父無き後、親友のバルに頼まれて都へ行くことになりました。

    そこで初めて本物の剣で人を殺してしまったジーク。
    運命はジークの想像をはるかに超え、流れ出しました。

    ジークは王の命令で隣国ゴルドニアの剣士と戦うためにバルたちとともにアーギスへ。

  • 斉藤洋さんの本は、そういえばこれって斉藤さんだったんだ、とあとで振返って思うものが多いのだけど、これもそんな一冊。おそらく中学頃に読んだもの。続編の「ジーク2」もたしか読んだはず。
    内容は、実はきちんとは覚えていなくて、でもけっこう暗めな話だった気がする。わたしにはそこまで合わなかったのか、入り込みきれなかった記憶がある。つまらなかったということもなかったと思うけれど。
    しかし、つくづく斉藤さんって手広い。

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著者プロフィール

1952年、東京都生まれ。中央大学大学院文学研究科修了。1986年、『ルドルフとイッパイアッテナ』で講談社児童文学新人賞受賞、同作でデビュー。1988年、『ルドルフともだちひとりだち』で野間児童文芸新人賞受賞。1991年、路傍の石幼少年文学賞受賞。2013年、『ルドルフとスノーホワイト』で野間児童文芸賞受賞。「どうわがいっぱい」シリーズの作品に、「もぐら」シリーズ、「ペンギン」シリーズなどがある。

「2022年 『がっこうのおばけずかん シールブック 』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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