- Amazon.co.jp ・本 (229ページ)
- / ISBN・EAN: 9784036519309
感想・レビュー・書評
-
小さい頃に父親に勧められてこの本を読んだが、とても興味深く、いい本だった。私は「ムンジャクンジュ」はクラスの友情を深める役割があると思う。この本を通して小学生の頃のようなワクワクした感情が少し戻ったような気がした。
詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
タイトルは知っていた。小5の息子の読書感想文用にどうかなって思って借りて来たけど読んでくれず、母が楽しむ。あとがきが一番面白かった。図工は苦手だけど岡田先生は大好き。
-
ムンジャクンジュがかわいい。
どんどん続きが気になった
自然との共存。
人間にとっては必要のないものでもそれを必要としている生き物たちがいて、この地球の均等が保たれているんだなぁと感じた。 -
小学校で、人形劇だか演劇だかで見た記憶があって、タイトルもはっきり記憶しているのに内容はさっぱり覚えていない。図書館に所蔵されていることを知って読んでみました。面白かった。
絶対に悲しいお話にはならないという確信はあったけど、ちょっとはらはらする展開。大人の目から見ると、つい、この後先生が大変だったろうなと思ってしまう。
自分たちで考えて実行する子供たちの逞しさに、暖かい気持ちになりました。
ムンジャクンジュ、是非とももふもふしてみたい。 -
ムンジャクンジュは毛虫じゃない 岡田淳 偕成社
この文庫本は岡田さんの初めて出版されたハードカバーの本を
書き直したものらしいから 最初の本と読み比べてみるのも面白いかもしれない
小学校の図工の先生をしながら家で描いた物語が
クチコミで広がって編集者の耳に入り
出版されることになったのだという つまり作家としてのプロで食べているわけでないところが
媚のない素直は表現をいよいよ可能にしているのだろう
図工の先生だから挿絵も自作だ
もっとも後々の描き込まれた個性的な絵とはだいぶ違うけれどね
物語の方は何度も何度も時間を掛けて描き直されて
すこぶる練り上げられたストーリーの展開で
読み手の心をはなさない
岡田さんの物語は奇想天外でありながら
違和感を与えずに納得させ それとなく生き方へのメッセージを忍び込ませてある -
小学生の時に何度も読んだ本で、とくに印象深いこの本を、小学2年生の娘のために別のもう一冊とともに購入しました。
どんなお話やったかなぁ〜と読み始めて、あぁやっぱり子ども向けやな..と読み進めていくうちに、どんどん話に引き込まれ、胸がぐっと熱くなりました。
これは私の中では永久保存版。
いつまでも大好きなお話です。
超絶オススメ!!! -
童心とはこういうことか。
懐かしいなぁ。
読むに連れて行く自分も小学校時代へタイムスリップする。
読みながら自分もクラスメイトの1人になって楽しんでた。
岡田さんの話凄く好きです。 -
クロヤマのオレンジの花が見つかって山のてっぺんがはげ山に。
出だしから異様な展開。
花をたくさん食べるのに重くならないし、糞も出さない、一見毛虫のように見える生物?ムンジャクンジュ。
花を倍々で食べていって、体もどんどん大きくなるムンジャクンジュがどうなっていくのか先が気になってどんどん読み進めてしまう。
クロヤマソウは誰のもの?
確かに自然に生えている植物は誰のものでもない。
持って行かれたからと言って盗まれたとは言えない。
クロヤマに住むムンジャクンジュにクロヤマソウを返そうと考える子供たち。
結局最後は本当にムンジャクンジュがクロヤマソウを回収した形になる。
糞も出さないし、クロヤマソウの匂いがするムンジャクンジュ。
条件は提示されていたのに気付かなかったなんて。
そうきたか、と思わず唸るラスト。
きっと数本持って帰っただけでもムンジャクンジュが回収に来たのだろうなあ。
もとのところから動かせないものというのはホラーや怪奇に多いものだけれど、それを自然の所有権と絡めているところが素晴らしい。
ふわふわのムンジャクンジュを触ってみたい。
岡田淳のデビュー作。
投稿作品じゃないというのがすごい。
読み終えたのは23日だけれど、書き込むのが間に合わずレビュー投稿は次の日に…。