空へつづく神話

著者 :
  • 偕成社
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本棚登録 : 236
感想 : 31
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  • Amazon.co.jp ・本 (285ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784037270803

感想・レビュー・書評

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  • 小学生の女の子と記憶をなくした神様のお話し。

    小学生の女の子が学校の図書室で記憶をなくした神様と出会います。神様の記憶を取り戻すために女の子は町の歴史を調べます。さて、神様の正体とは、、、

    小学4年生の息子がすっごく面白かったというので読んでみました。誰でも小学生の頃、自分の住む町について授業などで調べたことがあったと思います。そんな子供時代と梅雨が明け、夏か始まる頃の何ともいえないにおいを感じる事ができました。とても素敵な本です。

    • ほっぺプニプニマンさん
      イイねしたよーん
      イイねしたよーん
      2020/08/17
    • りまのさん
      もとさん
      はじめまして
      え!ほっぺプニプニマンさんのお母様なのですか?
      びっくりしました。
      読書好きな息子さん、とても良いですね!
      ついコメ...
      もとさん
      はじめまして
      え!ほっぺプニプニマンさんのお母様なのですか?
      びっくりしました。
      読書好きな息子さん、とても良いですね!
      ついコメントしてしまいました♪
      2021/01/17
    • りまのさん
      もとさん
      失礼しました。
      お父様だったのですね?
      もとさん
      失礼しました。
      お父様だったのですね?
      2021/01/17
  • 記憶喪失の神様があるごく普通の女の子に助けられるお話

    ある日女の子が図書の時間に、図鑑を読んでいたら先生に図鑑の絵ばかりをみているんじゃなくて図鑑じゃない本の文ちゃんと読みなさいと怒られて違う本を探していると何故か本が落ちてきてそしたらなんと...。

    面白かったです。ぼくも神様と一緒に空を飛んでみたいなぁと思いました。
    神様太ってて可愛かった。
    面白くってお父さんにオススメしたら読んでくれて感想も書いてくれた。
    だからもとさんの感想読んでね。
    これの下にあると思うから。
    よかったらいいねしてね。
    出来たらフォローしてね。
    フォローし返すから。
    もとさんはわからないけど。
    ぼくがフォローするからね。

  • 大人になった今だから、より好きになれる本。

    本のタイトル、そういう意味だったのか~の納得。
    最後の最後まで練り込まれていた。
    全てがすっきりするし、やさしくて、大好き。

  • 創作物語。ファンタジー。
    小学六年生の理子は図書の時間に白髪で真っ白いひげを生やした太ったおじさんにあいます。すうっと棚の中に消えたと思ったおじさんがまた自分の部屋にあらわれ、自分は地神であり、自分の名前とこの地に現れたわけを思い出す手助けをして欲しいという。おじさんにヒゲさんという呼び名を付け、はじめはしぶしぶ調べていた里子だったが、次第に自分の住んでいる津雲市に災害が起こるかもしれないことがわかってきて、真剣に調べるようになる。やがてヒゲさんの秘密と津雲小学校が深く関係していることが分かってきて、ヒゲさんも記憶を取り戻す。二人で町を大きな台風から守り、ヒゲさんに新しい名前を付けてあげる。理子がヒゲさんに恩返しに頼んだひまわり柄のワンピースは、ちょっと違う形で返してもらうことになった。
    読書が大の苦手の主人公が、不本意ながら図書館で調べ物をしながら謎を解いてゆく過程がとても自然に語られている。大昔の謎が自分の小学校にあったという発見は小学生にとってとてもわくわくする出来事に違いない。優しげに見えた神様が実は荒ぶる神であったというどんでん返しはどきどきするが最後はハッピーエンドで終わり満足する。

  • 【図書館】富安陽子さんの読んだ本での中で一番好きかもしれない。児童書の面白さを改めて感じた気がする。富安陽子さんは、神様のお話が好きなのかな。

  • 子供が小学生の時に、読ませたいと買った本

  • 見えない世界をぐっと身近に感じさせてくれる物語です。自然や神様のように、現代人が顧みなくなった大切な存在を私たちに近づけてくれるような気がします。
    これを読む子供たちは理子の後を追いながら、自分の住む土地にどんな伝説が眠っているのか、思いを巡らせると思います。また、風のささやきを耳にし川の流れを目にするたびに、そこに神様の存在を感じると思います。運命とかそういう不確かなものを信じられると思うのです。季節も学校も日々の暮らしそのものが神様からの贈り物だと感謝する気持ちを持つと思います。
    神様にも心があって寂しさや悔しさを感じるのだということを想像することで、神様を敬い重んじることの大切さを気取らないタッチで描いた富安さんらしい物語だと思いました。大人にも子供にも多くを語りかけてくれる物語です。

  • ひょんなことから、記憶を失った神様と友達?となった主人公・理子が、その神様の正体と神様が現れた理由を明らかにするために、地元の歴史を少しずつひも解いてゆくお話。自分が住んでいる町、なんとも思っていなかった町の名前にどんな歴史や意味があるのか、それを明らかにするだけでも一つの冒険なんだなと気づかせてくれる。

  • ラストの風のジェットコースターの場面、読んでて気持ちよかった。

    九十九の歴史に関する謎解き。
    「自分の住んでいる街」という最も身近な場所を探索して解けていく謎。
    久しぶりに読んだな、こういう小説。

    ファンタジーばっか読んでると人格を持つ神様が否定的に描かれたり、悪さを起こしてばっかりだから、
    その点からしても、こういう神様って良いな、と思う。

著者プロフィール

1959年生まれ。1991年『クヌギ林のザワザワ荘』(あかね書房)で第24回日本児童文学者協会賞新人賞、第40回小学館文学賞を受賞、1997年「小さなスズナ姫」シリーズ(偕成社)で第15回新美南吉児童文学賞を受賞、2001年『空へつづく神話』(偕成社)で第48回産経児童出版文化賞を受賞、『盆まねき』(偕成社)により2011年第49回野間児童文芸賞、2012年第59回産経児童出版文化賞フジテレビ賞を受賞、2021年『さくらの谷』(絵・松成真理子 偕成社)で第52回講談社絵本賞を受賞。絵本に「やまんばのむすめ まゆのおはなし」シリーズ(絵・降矢なな 福音館書店)、「オニのサラリーマン」シリーズ(絵・大島妙子 福音館書店)などがある。

「2023年 『そらうみ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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