南総里見八犬伝 (第4の物語)

  • 偕成社
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本棚登録 : 219
感想 : 30
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  • Amazon.co.jp ・本 (258ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784037444808

作品紹介・あらすじ

謎の尼僧妙椿の妖術で、またたくまに上総館山城主となった悪党源金太改め蟇田素藤。妙椿の目的は、里見家の滅亡。そこにあらわれたのが、犬江親兵衛、房八の息子である。少年とは思えぬ強さで活躍、里見家の危機を救う。八犬士たちは、里見家を守り、足利成氏、上杉定正、千葉自胤、箙御前等からなる宿敵連合軍をむかえうつ…ここに、玉梓の怨念に端を発した宿命と絆の物語が、大団円をむかえる。

感想・レビュー・書評

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  • 読み終わってしまった。楽しかった。小学生向けの簡略バージョンだったので、原作により忠実な非省略バージョンも読んでみたい。

  • 八犬士が揃って戦うだけで胸が躍りました。最終巻はあまりハラハラすることもなく、疾走感を味わえました。

    最後の戦いで、逃した敵の数の方が多かったところが八犬士らしいなと思いました。潔さもかっこよかったです。
    ただ、玉梓は結局どうなったのかが気になりました。真の黒幕を倒さないで終わったのは意外でした。

    あとがきで物語を一部変えているところがあると知り、原作を読んでみたいと思いました。
    最後までとても読みやすいので、「南総里見八犬伝ってどんな物語なんだろう?」と思っている方におすすめしたいです。

  • 痛快、ってこういうことかな!という感じの犬士の活躍。やっぱり荘助くん推せるので、大軍を前に なにをおそれることがありましょう、と言った時はスタンディングオベーションでしたね。好きです。大枠はなんとなく掴めたので、大人向けのものもぜひ読みたいです。

  • 4巻に来て少しの緩みを感じたものの、落ち着くところ落ち着いてメデタシ♪
    揺れ惑っていた私のこころも、現八に落ち着いたし。

    えびら御前はもっと暴れて欲しかったな。 あのインパクトがもったいない!

    編著者のあとがきを読んで、端折るだけではないアレンジをしてあるらしいのと、大好きな音音ばあちゃんがもっと出てくるるしいので、やはりいずれ岩波文庫もがんばって読もうと思います。

  • 再読も遂にラスト、四巻目!

    なんだか、駆け足で物語が進んだ気がする・・・
    敵のやられ方も基本的にあっさりしすぎてて、なんだか拍子抜けしないでもない
    それでも躍動感はあって、夫々目的や仇討ちに成功してるし、最後もハッピーエンドだけど・・・
    縁結びをくじ引きで決めるってどうなの (親兵衛とか一の姫とくっついて、一番下の犬士と一番上の姫って・・・とか思わなくもない)
    全体を通すと、善側の女性陣が可哀想な最期を遂げる人ばっかりだし
    結局妙椿/玉梓が最後どうなったのか不明なままだし、あとがきを今回初めて読んだんだけど、原作を1/7に縮めてあって、その分読みやすくはあったけど、登場人物も少ないらしいし、籠山逸東太が別の人の役割も果たしたり、原作に出ない人が居たり、しまいには最後の戦いに親兵衛は出ないから原作書き換えたとか・・・
    編集はいい点も悪い点もあるわけで・・・だからこそ原作を読んでみたいんだけど、原作はとても長いし、引用を見ると読みにくそうでもあって悩む
    どこかに原作に本当に忠実で、それを現代風に読みやすくしたものはないんだろうか
    あったら絶対読むんだけどな

    ☆5つあげたいとこだけど、初めて読んだあとがきで知った事実が残念だったので−1で

  • ついに完結!
    最後はこういう終わり方だったんですね〜。

    児童向けに編集されているため、端折った部分が後半にいくにつれて目立っていました。
    次に読むときには、より原作に近いものを読みたいな、と思います。

  • 八犬伝最終章。八犬士の全ての敵との決着がついて痛快だった。船虫や夏引に乗り移り、今回は妙椿尼に扮してまで八犬士を追い詰める玉梓の憎悪・・。
    とてもあさましく、恐ろしいと感じた。

  • 最後の最後に畳みかける大団円、駆け足になっちゃうのはまあこれだけ要約したらそりゃそうだよなあと。
    でも、あとがきから窺える、かの大長編をここまで読み応えありの濃縮還元にした浜たかや先生の筆の妙…凄いものを読ませてもらったな…。
    タイプの違うイケメンがいっぱい出てきて…里見八犬伝、今も昔もウケる文脈をしているのがやっと分かった…。

  • すごく気になる終わり方…。八犬士はどこに消えたの?気になるけどこの謎は解けないで欲しい!

  • 八犬伝を知らなすぎだとはいえ、これはかなり短縮された物語だったとは…!
    絶対いつか原文で読みたいと思う。
    本当に面白かった!!
    これを読まないで死ぬのはもったいない!!誰しも一生に一度は読んでほしい名作。

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