- Amazon.co.jp ・本 (360ページ)
- / ISBN・EAN: 9784037444907
感想・レビュー・書評
-
詳細をみるコメント0件をすべて表示
-
【最終レビュー】
図書館貸出・7月下旬公開 映画化原案著書(アニメ映画・米中合作)
※公式サイト
https://white-snake.jp/
その前の映画館鑑賞予定作=ソボク:韓国映画
アジアの空気感の流れそのままで、抜群のタイミング。
久しぶりに中国文化を絡めた映画、興味が自然と湧いていました。
文化には国境はない。
改めて、このことを一層、認識度を高められたといってもいい。
素案の本来の軸そのものは、映画と直結していますが
周囲を取り囲む人達は、本著とはかけ離れている。
ただ、本著を既読した限り
雰囲気そのものは、映画の醸し出す世界観と近いものを、私的な着眼点としては、そう感じています。
時空を越えた
情緒的かつ、至って、普遍的要素の数々が盛り込まれている。
市井の姿を通しての
『ありふれた物語性』
『ほのぼのさ、滑稽さ、アクション』
立場柄を越えた
『人間味あるドラマの様相』
これらが互いに融合しあいながら
壮大な空間の次元の中で繰り広げられる内容です。
公式ツイッターで書いていた
『梁山伯、牛朗織女』
あとがきに触れられていて、興味深いものがありました。
タイトルそのものは
一区切りにはできない
あらゆる歴史的な裏側=伝説があり
地域の枠を越えた物語が
点と線で伝わっていたこと。
今の邦画実写の単調な次元とは、全く真逆の様相。
究極に深みある作風が存分に漂っていること。
明確に、このことを噛み締めていた。
大人世代の視点でも、本質的にしっくりくるものがありました。
後は、ネタバレになるので、この辺りで。 -
東宝映画「白夫人の妖恋」鑑賞の予習として読む。
冒頭、ヒロイン白娘(パイニャン)は蟠桃園の掃除を命じられる。園に立ち並ぶどの木も実が成っていない。文中より引用―
はるかむかし、みずから〈斉天大聖〉と名のる、孫悟空という名の妖怪猿が〈中略)蟠桃をあらかた食ってしまったらしい。
引用おわり。一つ食えば仙人になれる桃を食い尽くす!? もはや悟空は不死身ではないか。 -
白娘、許仙、小青などが出てくる中国のファンタジー小説ラストシーンがいい実はこの作品には続編があるらしいのだが日本語訳にはされていないらしい・・・続編のあらすじは結局天界に歯向かった白娘が寿命付きで許されるというところからスタートするらしいのだが詳しいことはわからない。中国のファンタジーものは世界観が統一されているものが多いので読みやすかった。
-
中国、杭州などを舞台とした作品です。
-
封神演義から少し壮大さを引いて、その分恋愛要素を足したような感じ。児童書なので内容はかなり軽めに書かれているが、東洋の冒険活劇が好きな人なら楽しめるのではないかと思う。
-
938
-
懐かしくて手に取りましたが、改めて読むと非常に面白いお話でした。最後、めでたしめでたしで終わった安心感がうれしかったです。童心に帰って読める一冊です。