ようこそ実力至上主義の教室へ11 (MF文庫J)

著者 :
  • KADOKAWA
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本棚登録 : 753
感想 : 12
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  • Amazon.co.jp ・本 (328ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784040657394

作品紹介・あらすじ

絶好調の大人気コンビのシリーズ第十一弾。1年生編決着。

感想・レビュー・書評

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  • 今回は騙し合いというより駆け引きの応酬のテスト。
    坂柳までそうなのか…
    モテすぎやろ綾小路。

  • アニメ視聴後に読了。
    前巻に引き続き話としての面白さは申し分ない。

    司令塔として坂柳と直接対決するのは展開として熱くも届けることができた。
    手段を選ばない龍園クラスと一ノ瀬クラスの戦いは相性の悪さがよく表現されておりこちらも面白かった。椎名ひよりの出番があり、ほんわか雰囲気ながら鋭い洞察力を垣間見せるシーンは印象深い。人気が出るのもわかるなとしみじみ。

    本編の関係ないところで恐縮だが、個人的に最も印象的に残ったのは平田と綾小路のやりとり一部始終だ。完全に消沈している平田に単なる励ましを伝えるではなく、話を聞かせてほしいと働きかけたのに加え、平田の考えに隠された甘さをこれ以上ない鋭さを伴った言葉で指摘した綾小路の一連の行動には本当に驚かされた。
    どうすればこのような働きかけができるのか。人の心理への深い理解だけでは到底説明できないと感じてしまう。ぱっと見わからなくもない知的能力・身体的能力の高さだけでなく、対人コミュニケーション力と心理理解力もずば抜けていると思わされた一幕だった。
    ほんとどうなってんだか。

  • 2023年8月現在アニメ化せず。2024年から放送予定。

    一年生最後の特別試験”選抜種目試験”が行われる。

    対戦クラスを決め、自分たちの勝てそうな種目をそれぞれ提示し、対戦する。
    細かなルールは学校側の審査を経て合格であれば適応される。
    負けたクラスのリーダーは退学となる。
    CクラスはAクラスと対戦となる。
    対戦準備を進める中Cクラスの中心人物平田はクラス内投票の結果に納得がいかず、関与を拒否してくる。

  • さすがの綾小路も坂柳には勝てないのかと思ったら、まさかの外部からの妨害とは…。そりゃ勝てんわ。

    試験後に部屋から追い出されたのは不正の証拠を隠蔽するためなのか。

  • この巻での相手が相手なだけに殺伐とするかと思ったけれど、意外と冷静に話が進んでいく。
    戦いよりも綾小路のクラスで退学者が出たことにより、心が砕けた(?)生徒がメインのように感じました。
    それでも試験自体にはのめり込んで、読んでしまい、真相にブッ飛びー!!!(平野ノラさん風←)でした(笑)
    今後、早々と敵対心剥き出しな奴等(?)をぶちのめす←ために、他のクラスと共闘するのか気になる!

  • ついに坂柳と綾小路の決戦でした。戦いのあとにほっこりする場面もありました。また、ある人物が邪魔をしてきてしまいこれからどうなるのだろうと期待が高まります。

  • 1年生最後の戦いが描かれる。ルールは複雑だが、山あり谷ありで楽しく読めた。クラスを超えた関係が芽生えて、かつ、真の敵?の存在が今後どう影響を与えるか、楽しみ。

  • 1年生編最後の特別試験が描かれる巻。対決形式であり癖の強い試験であったように思うけれど、綾小路が奇手に打って出るようなことはなく、また対戦相手となった坂柳も真正面からの対決とある意味これまでのエピソードと比べたら、真っ当な内容となっているように感じられる
    まあ、そもそも奇手を仕込む隙が小さく、対決の際に選定する競技も生徒たちの得意分野を優先して選ぶ必要があったからある意味当たり前の展開なのだけど

    そういった意味では、この巻でクローズアップされるのは最後の特別試験に挑むそれぞれの心の内側。特に前巻で爆発した平田があのような形で落ちぶれ、そして救済されるとは思わなかったな
    平田を退学させる道も選択肢に入れていた綾小路が堀北の為に必要な手札と思い、平田に最も必要な悪魔的助言を行った点も驚きだけど、あの高円寺が平田の尻を叩くような発言をするとは思わなんだ
    そういえば、投票の際にも平田を刺激するような発言を敢えてしていたし、高円寺にとって平田はなにか注目する所のある人間だったりするんだろうか?まさかクラスの為に行動する気持ちが沸いてきたなんて事はないだろうし

    また、この巻で意外な展開を一つ上げるとすればやはり龍園の復活だろうね。退学しなかったのだからいずれ復活する展開は有るだろうと思っていたけど、それがまさかこのタイミングでしかもBクラスを追い落とす為とは予想外だった!
    彼がこの試験で行ったことは奇手が仕込みにくいタイプの試験ではかなりアナーキーな行いであると同時に龍園らしさに溢れた遣り方。Bクラスが敗れた瞬間には思わず爽快感を覚えてしまったよ
    以前は力と恐怖によってクラスを支配していた龍園。しかし、その凋落によって逆に龍園の必要性がクラスに再認識された。
    これからは龍園の支配の仕方も変わってくるだろうし、新生Cクラスがどれだけの追い上げを見せるのか気になってくる部分が有るね

    他には、目立たない程度に香水を使い出した一ノ瀬の心の内とかちょっと気になってしまったりする


    そしてこの巻でメインとなるのはやはり終盤の綾小路と坂柳のチェス盤上での直接対決か
    序盤戦は別人に因るものとはいえ、両者ともに何の遠慮も無しの全力勝負。チェス描写が控えめだったことにより、迫力についてはあまり伝わってこない部分があったものの、二人がこのような形で戦ったのはやはり貴重な意味を持っているのだろうね
    ただ、その後の話を見るに坂柳にとっては綾小路を上回ることよりも彼と戦うことそのものが大事だったのかな
    持てる実力の全てを出し切り綾小路とぶつかり、そして長年伝えたかった想いを伝えられた坂柳はどこか普通の少女のように見えた
    月城の問題は有るにせよ、これからの坂柳と綾小路は普通の友人のように付き合ったりとか有ったりするんだろうか?……それはそれで想像が難しかったりするけど


    前回の投票、平田不在を期にクラスの中心的存在としての素質を確かにしていく堀北。堀北兄からも堀北の素質について言及が有ったし、そろそろ綾小路は堀北を真のリーダーとして成長させるために何かしら手を加えてきたりするのかな、と気になる巻だったように思う

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著者プロフィール

11月生まれのAB型。PCゲームの企画・シナリオを主に担当する。代表作は『暁の護衛』『レミニセンス』。

「2016年 『ようこそ実力至上主義の教室へ4.5』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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