本日もいとをかし!! 枕草子

著者 :
  • KADOKAWA/メディアファクトリー
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本棚登録 : 363
感想 : 30
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  • Amazon.co.jp ・本 (205ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784040663739

作品紹介・あらすじ

千年前に書かれたのに超オモシロイ!!女子・ド共感の平安コミックエッセイ!枕草子原文付き!

感想・レビュー・書評

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  • 来年の大河ドラマ事前学習用に借りる。
    枕草子は、「春はあけぼの〜」のような情景だけでなく、日々のあれこれもいっぱい書いたのですね。それは現代を生きる我々となんの変わりがないように思え、共感できる内容もある。
    好きなこと、憎らしいこと、異性のことetc、また中宮定子や一条天皇、藤原伊周、藤原道長など人物紹介も少しあり。現代の言葉で漫画で楽しく学べる。

    本書では清少納言は癖の強い人物に描かれている。
    勝ち気で陽気、かなりの毒舌、額が出て縮れ毛で容姿にコンプレックスがあったからこそ美意識が高かった。
    ー紫式部vs清少納言ー
    紫式部:清少納言ほどムカつく女はいない。枕草子よりも私の方が知名度は上よ!(式部日記)
    清少納言:会ったこともないのに知らんがな。

    現在存在してブクログユーザーだとしたら、言いたい放題レビューやコメントしていたかもなぁw
    面白そうだから多分フォローするだろうw
    次は紫式部バージョンを読んでみます。

    • なおなおさん
      ひまわりさん、こんばんは。
      清少納言も紫式部もそれぞれ癖ツヨキャラのようなので、はたから見る分には面白そうです^^;
      ひまわりさん、こんばんは。
      清少納言も紫式部もそれぞれ癖ツヨキャラのようなので、はたから見る分には面白そうです^^;
      2023/07/16
    • ひまわりさん
      なおなおさん、こんばんは。
      二人とも、なかなか濃い人達ですね。
      これからもログ楽しみに読ませてください、よろしくお願いします
      なおなおさん、こんばんは。
      二人とも、なかなか濃い人達ですね。
      これからもログ楽しみに読ませてください、よろしくお願いします
      2023/07/16
    • なおなおさん
      ひまわりさん、こちらこそよろしくお願いします。
      私もひまわりさんのレビューを楽しみにしております(^^)
      ひまわりさん、こちらこそよろしくお願いします。
      私もひまわりさんのレビューを楽しみにしております(^^)
      2023/07/16
  • この人、こわ!!って思った。
    今の世の中でもいそうな、毒舌なおばちゃん。ごめんなさい、関西のおばちゃん的な。
    思ったことをずけっとのたまう。
    死にたいと思ったとき、上等な筆や陸奥紙を送られたり、高麗ベリの畳に生きているのも悪くないと切り替えるたくましさ。
    定子中宮命の人情深さは、うんやっぱり関西人。
    定子中宮の素晴らしい人柄が際立ちます。
    私はやっぱり、紫式部が好き

  • 枕草子と言えば『春はあけぼの』しか知らなかった!という人には、確かに面白くて興味深い本だと思います。コミックエッセイ形式でとっつきやすいですし。
    ただ、個人的には正直かなり物足りなかった。
    酒井順子さんの『枕草子リミックス』くらいの内容を勝手に期待していたので残念です。

  • おもしろい!
    ナゴンとは絶対にお友達になれる。
    まさかホントにこんなこと言ってるの!?と思うけど、
    巻末に原文が掲載されていて、おぉ……となります(笑)

  • 歴史がめちゃくちゃ苦手だけど、誰が何をした人なのかとかはうまく省略して説明してくれてるから読みやすかった!

    清少納言が言う「いとをかし」の感覚って、この時代を代表するものだと思ってたけど、
    清少納言独特の感性の部分もあるんだろうなぁと感じて新たな発見でした。

  • 冒頭「時はかれこれ1000年前平安時代-」
    末尾「とおりすがりの家から不意にきこえるインコの声」

    ずっと積みっぱなしだったけど、先日ブクログを見ていたら紫式部の方が注目されているみたいで、こちらから先に読んでみた。

    よく対比される枕草子と紫式部。てっきり同時に宮中に仕えていたのかと思っていたけど、実際には二人の時期はズレていて面識はないらしい。

    古典として学校で習うと、現代の自分とかけ離れたものとしてとらえてしまうけど、こうやってかみ砕いてもらうと現代のわれわれと同じような感情を持っていたんだと思える。
    詳しい人には物足りないだろうけど、入門書として良いと思う。

  • 古典と聞くとなんだか堅くて難しいイメージが先行するけれど、これはそんな古典文学を楽しく読みやすく紹介した作品。
    枕草子と聞いてすぐに思い浮かぶのは「春はあけぼの〜」から始まる有名な一節だが、それ以外を知らないのはあまりにもったいない!と思えるほど、清少納言の独特の感性や視点がとっても面白い!!
    ポジティブで自信家で毒舌、だけど好きな人にはとことん尽くす、そんな清少納言は人間臭くて魅力を感じます。個人的には紫式部(※)よりも清少納言と友達になりたい!笑
    古典に苦手意識を感じる方にこそ読んでほしい作品です。

    ※同シリーズに紫式部について書かれたものがあります。ネガティブで心配性、繊細なイメージ。そんな紫式部だからこそ、源氏物語のような超大作を書けたのかも?

  • 読みやすい。中身はほぼ漫画。枕草子の入門編。

  • 図書館の返却本棚にあったので読んでみた。
    平安時代のあるある本。
    日々のアレコレに苦悩したり感動したりするのはいつの時代も一緒。
    本日もいとをかし!

  • 内容は薄いけれど、平安文学に親しむ入り口としてはいいんでないかと思いました。定子様と清少納言の関係性はとても好き。それを知った後の道長に対する嫌悪感は半端無かった。

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著者プロフィール

愛知県名古屋市生まれ。広告デザイン事務所勤務を経てフリーイラストレーターに。雑誌を中心に、テレビ、広告、WEBなどで活躍中。著書に『新編 本日もいとをかし!! 枕草子』(KADOKAWA)、『脱力道場』(小学館)、『だいこくばしズム』(朝日新聞出版)など。

「2023年 『新編 人生はあはれなり… 紫式部日記』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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