どうにかなればいい (フルール文庫 ブルーライン)
- KADOKAWA/メディアファクトリー (2014年7月12日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (336ページ)
- / ISBN・EAN: 9784040669076
作品紹介・あらすじ
幼い頃から憧れていた工房作家・桑原大介の才能を世に出す-早川誠二は自分の会社の仕事を請けようとしない桑原を説得するため、彼の工房に泊まりこむが…。「おまえの中に、俺を入れてくれよ」はじめて知る桑原の欲望は、誠二の身体に消えない快楽を刻みつけていく。だが濃密な夜を重ねるたび、桑原の表情には暗い影が差すようになり-新進気鋭の工房作家VSディスプレイ会社の若社長、男のプライドと熱情が交差する一生一度の恋。
感想・レビュー・書評
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工房作家×ディスプレイ業界大手の御曹司
中学生の頃、美大の学園祭で出会った桑原。独特な感性を持ち、誠二を惹きつける作品を作り出す彼にずっと憧れていた。大人になり、父の会社に入り、工房を営む桑原と一緒に仕事がしたいと口説く誠二。
彼を説得するため押しかけ泊まり込みで工房で暮らすうち、桑原との距離が縮まり…
お兄さんな桑原はずっと誠二のことをどーにかしたくて仕方ないわけだけど、誠二は憧れはありながらも恋愛方面はさっぱり。
なんでうちの仕事受けてくれないんだって思ってるけど、桑原には桑原のプライドやらがあり、業界大手から仕事を恵んで貰うのではなく、同じ立場で仕事がしたいと思っていて…って感じかな。
それはさておき、前半はまだしも後半になるにつれ、なんか手抜きなの?ストーリーはちゃんと繋がってるんだけど、なんかスカスカな印象がありました。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
大学生の時に中学生の誠二に一目惚れってもう何やってるの桑原さん。お互い想い一緒にいたいのにすれ違うってもう切ないよ、長い付き合いだからこそ素直になれないもどかしさが読んでて良かった。結構エロチックだったのも良かった。
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前半するするうまくいきます。父親も理解あるし。しかし桑原の勝手な振る舞いにはもっとぎゃふんと言わせてあげたい。
中学生の時から魅了する誠二、どんだけ美しいんだ! -
えっちシーンの描写がとにかくツボにハマって、すごくドキドキした……。大介のしつこい一途さとヘンなプライドも良かったけど、恋愛は一人でするもんじゃなんだよ、とは言いたい(笑)
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前作「うなじまで、7秒」に引き続き
今作でもイラストが高崎ぼすこさんで
表紙からすでにメロメロです。
ナツ之えだまめさんの文章が好きです。
言葉の選び方とか、流れとか
吸い込まれてしまう。
作家の大介も社長の誠二も二人ともまっすぐで
とても気持ちのいいお話でした。
誠二が可愛くて可愛くて
大介と一緒にメロメロになりました。
これが無自覚誘い受けってやつですか?
怖いわ〜誠二怖いわ〜(笑)
ぼすこさんのイラストもとてもぴったりで良かったです。 -
すごく気に入りました! 最初は攻が気に入らなかったんだけど、攻視点のお話で凄く好きになりました。 あれを読んじゃうとちょっと気の毒だな~って思うほど、 受の事が好きで可愛くって仕方がないんだなぁって 愛おしくなりました