- Amazon.co.jp ・本 (206ページ)
- / ISBN・EAN: 9784040674391
作品紹介・あらすじ
『源氏物語』の作者・紫式部の日記を、マンガ化。将来が不安、人目を気にしてしまうなど、現代女性でも共感できる、シキブが悩む人間関係、仕事、嫉妬などを綴りながら、『源氏物語』という生きがいを見つけていく。
感想・レビュー・書評
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私は紫式部が好きだ。高校生の時に、田辺聖子先生訳の源氏物語を読んで、源氏物語に、はまった。
国文科に進学することを真剣に考えた。
こんな素敵な本を書いた紫式部は、どんな人だったんだろう?と考えた気がする。
つらい、苦しい。将来が不安。本当に嫌。あぁ無情。自意識こじらせ平安系絶望女子だったとは。
親近感かんじるわ。わかるゥーって思いながら、どんどん読みました。
辛いことが続くときは、消えてしまいたい時は、出家したいと紫式部みたいに言って、クスッとしよう。
やっぱり紫式部も源氏物語も大好きです。
そして、和泉式部日記も素敵って読んだのを思い出した。これも漫画だった、どこかにあるはず、再読しよう。
そして、本日もいとおかし枕草子、読んでみます。
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まさかこんな人だったなんて、知らなかった。
ネガティブな感じが嫌いではない。
最後の方の作者のネガティブさも共感してしまう。
悩みすぎて手土産買わず、、、とか。 -
絵が可愛くて購入しました。紫式部のネガティブ思考回路にすごく共感できてなんだか読み終わったら楽しい気持ちなれました。
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源氏物語を読む前にまずは作者のお勉強を!と思い読みました。紫式部は陰キャラなんだ。そして夫と父親には面倒をかけられ、清少納言にはライバル視。
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紫式部日記を元にしたコミックエッセイ。
紫式部の立場や仕事、当時の宮中を伺いしれる。
彰子さま、いじらしい。真面目女子だ。
式部さんは私か!と思った。
引きこもりたいけど、没交渉もイヤ。
わかる。
巻末に原文あり。
優雅に見える水鳥も…って、式部さんが最初なのかな?知りたい。 -
紫式部ってどんな人だったんだろう。そんな紫式部の人となりがなんとなく見えてくる本。ネガティブでめんどくさい人だけど、なんか紫式部に共感してしまった。おもしろかった。『紫式部日記』、いつかちゃんと読みたいな。
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NHKドキュメンタリーで注目!
『源氏物語』の作者・紫式部の日記を、マンガ化。 -
源氏物語のイメージが強くて、ここまでネガテイブとは…!でした。しかし自分はやはりシキブ派なのかなぁ。ナゴンに憧れつつ嫌悪してる、まあつまりは羨望や嫉妬。分かるな〜。明るくて才能あって、自分にないものは輝いて見えるものだ。
同シリーズのナゴンを先に読んでいたので、対比が面白かった。定子サロンは華やかだったが彰子サロンは潔癖な感じだったんだ〜とか。現代語訳も古典オンチな自分にも分かりやすめで良かった。 -
かなり砕いて表現していますが、難しい原文を読むよりも、ずっとイメージしやすい。
紫式部の人柄は、今どきのオタク気質な人たちには共感を呼ぶはずです。
とにかく暗くてネガティブな性格なのですが、上手に生きる術を少しずつ身につけていく紫式部の姿をユーモアたっぷりに描いています。
エンターテインメントであった源氏物語がきっかけで宮中に呼ばれたこと、また道長が源氏物語を書いた紫式部を選んだ理由として、枕草子を書いた清少納言に対抗する目的があったことなど、定子と清少納言の存在がいかに大きく紫式部や彰子に影響したかを想像させられて面白いと思いました。
今や平安女流文学者として双方名前が残っていますが、その2人が全く違う性格をしていたことがたいへん興味深く感じます。