いのちの車窓から

著者 :
  • KADOKAWA
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感想 : 385
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  • Amazon.co.jp ・本 (200ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784040690667

作品紹介・あらすじ

星野源、エッセイ最新刊!

星野源が、雑誌『ダ・ヴィンチ』で2014年12月号より連載をスタートした、エッセイ「いのちの車窓から」に、書き下ろしを加えて単行本化。
ドラマ「逃げ恥」、「真田丸」、大ヒット曲「恋」に2度目の「紅白」出演と、怒涛の駆け上がりを見せた2年間の想い、経験、成長のすべてがここに。

星野源の面白さと、哲学と、精確さのすべてを注ぎ込んだ、誠意あふれるエッセイ集。

「人生は旅だというが、確かにそんな気もする。自分の体を機関車に喩えるなら、この車窓は存外面白い。」(本書「いのちの車窓から」より引用)

なお、装丁を吉田ユニ、カバー・挿絵イラストを『キルラキル』のキャラクターデザインもつとめた、すしおが手がけている。

感想・レビュー・書評

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  • 星野源さんの日常が描かれていた。
    ハマ・オカモトさんとの怒りの会話が面白かった。「です」を「でう」と書くことを面白いと思っていた時期があったことに「そういう時期あるよなーーー!」ってめちゃ共感。吉田羊さんとの関係性がカッコよすぎた。柴犬との恋に落ちる源さんがとっても可愛らしい。The Dinning Sistersが立ち食い蕎麦屋で流れてるエピソードがとってもお洒落で個人の趣味、好きという気持ちが世界を彩ってるんだなと思った。

  • びっくりした、こんなに面白いと思わなかった。半分ほどは既に「ダ・ヴィンチ」の連載で読んでいるというのに、購入して即一気読み。まとめて読むと、連載で読んだときとはまた別の感慨深さ。
    源ちゃんの優しさが波のようにひたひたと寄せてくる。クスッと笑ったり、うるっとしたり…静かな文章から垣間見える彼の温かい人柄に心掴まれっぱなしだ。やっぱり源ちゃんの文章、好きだわ~!音楽も芝居も勿論大好きだけど、星野源沼にハマることになったきっかけは、エッセイだったな。文章もまた、唯一無二の表現力だと今回改めて思った。リリカルだけど、時にはユーモラスなオチもあって、風景や季節の描写が心地よく、お付き合いのある人気芸能人達とのエピソードも印象的で、何度も読み返したくなる不思議な魅力。物事の見方にしても、そんな視点があったとは!と、新たに気付かされることが本当にたくさんあった。
    この一年で大ブレイクし、正直言えばちょっと寂しいときもあったけれど…本書を読んで、多くの人が彼に魅了されるのもごもっとも、という気がした。ラジオを聴いてても思うけど、こんなに売れっ子になっても、決して遠い存在にはならない。彼を好きでよかったなぁと思う。カバーを外したら、ファンにはおなじみのあのキャラが…という遊び心もまた嬉しいのだ。すしおさんのイラストもかわいらしくて好きです。表紙のポーズは、「1」だよね。早くも次が楽しみになってしまうよ。
    ファンの欲目ではない、名エッセイ!是非ともこの本きっかけに、星野源にハマって欲しい。

  • 『いのちの車窓から』読了。
    タイトルの意味がなんとなくよく分からなかったが、最初の方で分かった。
    星野源のエッセイは本当に面白い。俳優や音楽家といろんな肩書きがあるが、私は文筆家の星野源が好きだな。
    いろんな見方を教えてくれる。すごく面白い。そして元気になる。今回も沢山笑いました。

    2022.10.29(1回目)

    • アールグレイさん
      こんばんは★~おひげさん

      最近この本を読んでいるんだなぁ、とTwitterで見てどんな本だろう?と思っていました。
      私は最近よく絵本を見て...
      こんばんは★~おひげさん

      最近この本を読んでいるんだなぁ、とTwitterで見てどんな本だろう?と思っていました。
      私は最近よく絵本を見ています。
      フォロワーさんが是非に、と言ってくれた本です。いいですよ!
      (*^▽^*)
      2022/10/29
    • おひげさん
      アールグレイさん、こんにちは〜(о´∀`о)
      本棚を拝見しました!!!絵本ですか、たまにはいいかもしれんですね(^^)
      アールグレイさん、こんにちは〜(о´∀`о)
      本棚を拝見しました!!!絵本ですか、たまにはいいかもしれんですね(^^)
      2022/11/02
    • アールグレイさん
      おひげさん★こんにちは
      コメントありがとうございます!

      絵本、大人が読める本はいっぱいあるようです。私はいつもポプラ並木さんに薦められた本...
      おひげさん★こんにちは
      コメントありがとうございます!

      絵本、大人が読める本はいっぱいあるようです。私はいつもポプラ並木さんに薦められた本を読んでいます。
      癒やされます。
      おまけですが、世界の遺産、絶景などという写真集もお薦めです。
      丁度今、借りている所ですが、写真集のレビューはその景色を良く分かる説明文にするのが*:(ノД`):°レビューUPどうしようかな?
      2022/11/02
  • 友人が星野源を好きで、オススメしてくれた一冊。
    初めは芸能人であるために、もっと私たちとはかけ離れた日常があるかと思っていたが、私たちでも起こり得るような、明日には私が体験していそうな、そんな日常のように日々を綴っていていたため、つい入り込んでしまった。

    【内容】
    好きなことをやること、好きなことをやるための環境を、整えることは、楽しく生きていくためには必要なことであると改めて思った。

    《文章》「何を見たのか、どんな風景を見て心が動いたのか、その心の動き方はどんな様子だったのか、そこから何を考えたのか。」就活にも活かせるかな。

    《人見知り》「どんな人間も一人であり、だからこそ人は手を取り、コミュニケーションを交わすのだ。」人と関わることが好きな私にもストンときた一言。なるほどなぁ。

    一つ一つの話が長くなくて、文章がポップでオシャレで飽きない。サクサクとリズムよく読めるから好き。読んでいて情景を思い起こしやすいのも、サクサク読める要因かもしれない。

  • 2015年、いつ頃からだろう?気がつけば、有線で「SUN」がしつこいくらい流れていた。その年の大晦日。紅白で初めて、歌っている映像を観た。そして、年が明け、さらに「SUN」は流れ続ける。でも、聴いても聴いても、良さが分からない。
    2016年秋。新垣結衣のドラマの相手役が星野源と言うニュースを目にする。だが、星野源が誰だか分からない。でも、何となくドラマを見始め、「津崎平匡」に夢中になっていく。でも、あくまでも平匡さんが好きなのであって、星野源が好きになった訳ではないと思っていた。
    2016年も12月に入り、歌番組で「恋」を歌う姿を見かけるようになり、改めて歌詞の素晴らしさを知る。何て、率直な歌詞なんだろうと、星野源を見直す。
    でも、ドラマが終わり、やはり、そんなに星野源自体にはまってないことに気付く。
    だけど、病気を乗り越えて、頑張っている彼のエッセイは読んでみたかった。
    そこには、思ってた以上に誠実な人柄を感じた。
    自分も働けない時期を乗り越えて、仕事が出来る有り難みをしみじみ感じているので、彼の文章にはとても共感が持てる。
    その中で、一番共感したのが、新垣結衣のことを、「俳優」と記したこと。普通は女優さんと言う表現をしがちだが、彼は「俳優」と表現している。そこに、共演者に対してのリスペクトを凄く感じた。
    文筆家、星野源には程遠いけど、エッセイ風に感想を書いてみた。
    後から読み直したら、恥ずかしいかもしれない。
    これで星野源のファンになったかと言うと、やっぱりそうでもない。でも、誠実に仕事に取り組む姿は素直に応援していきたいと思う。

  • 面白かった!うるっとしたりニヤッとしたり…この本を包み込む雰囲気が好きでした!
    星野源さんが好きな人はもちろん、音楽が好きな人にもおすすめな一冊。
    大泉洋さんや逃げ恥の時の新垣結衣さんのことまで書いてあってにんまりしちゃった。

  • 子ども時代や少年時代に感じていた
    孤独感とか屈折した思いに、
    おとなになることで上手に折り合いをつけた
    すてきな(変)人。

    人に対する視線があたたかく
    ほめられてないこちらまで心地よくなる。

    もっと日々の小さな出来事にも心を揺らし、
    人生を大切に生きなければ…という気持ちに
    させられる、良い本でした。

  • 人の心を動かせる人の書く文章は素敵だ。
    孤独や寂しさ、日常のささやかな幸せを
    ああいうふうに「そのまま」切り取れるなんて。

    ちょうど、代表曲「SUN」「恋」を作った時期のエッセイ集で
    SUNの誕生秘話、行き詰まってた「恋」の歌い出しが生まれたきっかけの話が印象的だった。
    「電波とクリスマス」「怒り」「友人」「大泉洋」「寺坂直毅」もよかった。(多い)

    そして今度の「逃げ恥」正月放送がたのしみ!
    エッセイにガッキーとのエピソードもあってそれもすごくよかった。

  • 表現の仕方独特で面白くて、
    またフツーの日常に面白さを見いだしていて、
    こんなことに興味持つんだ!とか、
    すごい想像力豊かで、読みながら笑ってしまいました。
    星野源って凄いし素敵だな、と好きになりましたー!
    自分自身を素直に表現しているところ、
    私も壁を作らず表現しよう、と思えました。

  • 細野晴臣さんのエピソードが良かった。

  • 連続で本を読んだからか…文章がとても落ち着いて読みやすくなった印象。以前のギラギラした感じ?ではなく、本人も書いているが「書くのが楽しい」その楽しんでいる様子が伝わる。
    「現実を創る根本の大本は、想像力である」最後の「夜明け」が滲みた。

  • ためになる言葉、ふふっと笑える話、心にじんわりくる話に出会えた。

    星野源さんを初めて知ったのは「逃げ恥」。
    役柄にも魅了されたけれど、星野源さんから醸し出される雰囲気が好きで、エッセイを読んでみたくなって読んだ。
    読んでみて、彼の素直で温かな人柄に触れ、やっぱり好きだなぁ~と思った。

    ドラマやラジオのお話も出てきて、こうしてたくさんの方々が一生懸命作って下さった作品を観させてもらえていることに、感謝の念が湧いた。

  • 星野源さんを初めて知ったのは俳優さんとして(^-^)その後コントや歌手もやっている!?(゜゜;)そして本も出ているぞ( ゜o゜)と気になっていたら、図書館でこの本を発見(^^;)何でもできて凄い人だ!と思っていたけれど、思いのほか努力家で、誠実な親しみやすい人(゜▽゜*)そして、この本を読んだら、ますます大泉洋ちゃんが好きになった(*´ー`*)

  • 星野源がブレイクし始めた頃、
    『こんな素朴な青年が人気者になるなんて
    いい世の中になったなぁ』と
    バブルと呼ばれる青春時代を過ごしてきた私は
    心から感じ入ったものでした。
    しかし、しかし、、、
    この本を読んで私は初めて気付いたのです。
    星野源という男、ただの素朴な青年などではなかった!
    さりげなく書かれた文章の中から伝わってくる
    真実を見る目やユーモア、温かさは
    過去の深くて底知れぬ暗闇の中から生まれて来たものでした。
    そんな辛い時代を過ごして今、
    生きていることを心から楽しんでいるような星野源の文章を読んでいると
    日々巻き込まれる災難や辛いことも
    きっとこれもいい経験に変えられるはずと
    前を向ける気がしてくるのでした。

  • 生きることの感謝、人との出会いへの感謝、あまり知り得ない芸能界が彼の目には日常で、それが友達の話でもするようにさらりと語られていて雑誌やテレビでは知り得ない雰囲気を味わえます。距離の近さがすごい。著者ならではの、他人や物事との距離感を感じられる文章がとてもポップでおしゃれです。
    そして、ずっと音楽に真摯に向き合ってきた様子が面白く切なく情緒豊かに描かれていて、感動しました。
    名曲出だしの誕生のエピソードが良かったです。
    読んでいると情景が思い起こしやすくて、あっという間に読めました。なんと言うか、とっても詩的なんですよね。
    これからも素敵なさまざまなお話、楽しみにしています。心の慰めになります。

  • 文章を書くのが苦手だったと思えない。

    大泉洋さんとのやりとりが面白くて爆笑した。

  • 去年世界一受けたい授業で林真理子先生が推していた本の一冊で、読みたいリストに入れてた本でした。

    ワタクシ星野源さんのファンでもなんでもないです。他にどんな曲があるのかすぐには思い出せないくらいですが、アニメ スパイファミリーのエンディングは凄い良かったです、好き

    そんな私ですがこのエッセイ良かったです。単なる芸能人の一人だった源さんがわたしの中で生身の一人の人間として3Dとして立ち上がる感じ。幼少期から思春期を超えて30代の始めに大病をしてその後の再活動が起動にのるくらいまででしょうか。
    私の勝手な妄想だけど、小さい頃可愛がって育てられたんだろうなってこと、学生時代、いじめのような馴染めない雰囲気の頃があったこと、演劇や音楽にのめりこむきっかけ、彼の音楽感など真っ直ぐに届きます。執筆業の本当のきっかけもよいですね。大好きなゲーム、メタルギアソリッドの進め方も、へーーーっそんな風に攻めるのかいってお人柄がとてもわかるエピソードかなと思います。
    仕事に夢中になったあとに夜中に徘徊(言い方)してる感じなのも、日中しがないリーマンとして生きてる私には新鮮で、どこをどうみても才能ある芸能人なんだなとも改めて思いました。苦しい時や忙しい時に、それが終わった時の事を考えて心を整える的な話は私が直前に読んだマハさんの本にもありまして、、勉強になりました。

    ガッキーを含め源さんの周りに素敵な人が集まってるであろう光景が浮かび上がるし、彼の体の中にいる源さん発見の本でした。

  • 星野源さんのエッセイ集。

    初めて星野源さんの作品を読みましたが
    印象としては大きく2つ。

    正直と独創的想像力に尽きるかなと。

    まず、素直なんですよね。
    本当に少年みたいでありのままで純粋。

    その素直で純粋な少年の世界観や見ている世界は独創的で
    想像力豊かで、純粋な感性から湧き上がってくる独創的な世界観があぁいうMVに繋がるのか!
    とひとりで納得してしまいました。

    そして、描写は繊細なんですよね。

    独創的な世界観
    そしてすごく繊細でデリケートな文章。

    この人のフィルターを通すとどんな世界が広がるのか、もっと読みたい。

  • 5年前に『そして生活はつづく』を読んだ後、次は本書を読もうとずっと頭の隅で思っていた。
    時々図書館のサイトで本書の貸し出し状況をチェックはしていたが、いつでもすぐに借りられる状態だったので、自分の予約枠は他の数十人待ち・数十ヶ月待ちの書籍の予約に使っていた。

    おめでたいニュースが出た途端、案の定、それまでいつも空き状態だった本書が数人待ちになった。

    まあ、何かの賞の候補になったり、ドラマ化や映画化が明らかになったりしても、よく起こり得る現象である。

    そんなこんなで、だったらもっと早くに読んでおけよ自分!なのだが、とにかく気構えなく、一服の清涼剤的にすんなりと気持ち良く読める一冊。


    ありがとうございます。
    おめでとうございます。

  • 読了後、ほっと幸せなため息がつけるような、そんなあたたかい本だった。

    星野源さんの、面白可笑しいエピソードや、どこか真面目な話や、何気ない日常が、彼独自のスピードで綴られていて、読んでいて気持ちの良い本だった。

    彼の一言一言が、ひとつひとつの経験が、ひとつひとつの感情が、いい意味で人間らしくて、ココロにグッとくる何かがある。明日も頑張ろう、生きよう、そう思えた本だった。

  • 綺麗な心を持った人だなぁ
    読んでてクスって笑ってしまったり、そういう風に捉えれるんだって学んだり

  • 恥ずかしながら『SUN』のヒットで初めて星野源という名前を知った。演技もやるミュージシャンといった認識でしかなかったが、今でも本業はなんなのかよくわからない。謎の人だと思う。本当の意味でのタレントなのだろう。世は星野源ブームらしく、ふらりと入った書店には星野源コーナーがあり、彼が表紙を飾る雑誌とともに本書が並んでいた。

    『ダ・ヴィンチ』での連載を加筆・修正しまとめた1冊で、2014年12月から2017年2月までの、彼の仕事や生活についてのエッセイ集である。作曲やライブ、好きな音楽について語ることもあれば、舞台、ドラマなどの俳優業に際して考えたことなど、多岐に渡る仕事の裏側を覗き見ることができる。かと思えば、ゲームにハマったり、犬を愛したり、大泉洋や古田新太、笑福亭鶴瓶などとの交友録があったりと、プライベートの側面も惜しみなく教えてくれる。2013年に病気療養をしていた際のエピソードもあり、その丁寧な文章からは星野源の人となりが浮かび上がってくる。

    思いのほか、静かな人だと思った。実際は本当に多忙な人なのだろうけど、文章の上ではのんびりとしている。個人的に好きなのは『電波とクリスマス』という一編で、曲を初めて作ったときの話に始まり、一人暮らしのアパートでギターを弾いた思い出が、横浜アリーナの弾き語りライブのステージ上へと鮮やかに繋がっていく。最高にエモくて素敵な文章だった。

    また、周囲の人物について書かれた文章もおもしろい。『コサキンと深夜ラジオ』『寺坂直毅』『新垣結衣という人』など、その温かい視点から語られる人物エピソードは、彼のまわりの人々の魅力をしっかり伝えてくれる。特に『人間』で書かれた笑福亭鶴瓶との交流話はとてもよかった。

    世の中には、新しい概念を創造・抽出してぶつけてくるようなエッセイもあるが、星野源の文章はそういうものではないと思う。「それはすなわち二度と帰ってこられない動物的失楽園への入園である」(『柴犬』)といったトリッキーな表現もあるにはあるが、そこまで多用されるわけではない。(余談だが、彼のラジオで語る「おしりジャンクション」という言葉はすごく好きだ)

    そういった新概念の突飛さやおもしろさで勝負をするというよりも、普遍的でわかりやすい言葉を使ってオリジナルな考えをしっかりと綴っていく。思えば、彼の書く歌詞もそういうところがあるような気がする。シンプルでわかりやすく、共感しやすいのだけど、オリジナル。天才なんだけど、普通の人。

    結局、星野源が何の人なのかはわからないままだが、どんな人なのかは少しだけわかった気がする。
    たぶん彼は、人たらしだと思う。

  • 目を細めて笑いながら話をするから
    その話が面白いから
    とにかく楽しいから
    自分も笑顔になったその時に
    普段どれだけ笑わずに生活していたかがよくわかった

    そのままの自分を認める
    偽らない
    まずはここから始めつつある

    星野源さんも同じ道を通っていた気がする

    たぶん、あと少しで追いつく!
    この本を読みながら思った

    どの車窓から景色を見るか
    世界を変えられるのは自分だけ

  • もー、エッセイを読めば読むほど星野源が大好きになる!!!ずっと読んでいたくて、読み終わるのがおしかった(結果、図書館返却日ギリギリ)人見知りのくだりにはハッとした。
    いのちの車窓から2が今から楽しみだ!

  • はじめてのエッセイ。星野源さんは言葉選びがとても上手な方だなと思い読んでみましたが、あっという間に読めました。サラサラと読めながらもクスッと笑えるところもあり、楽しかったです。大泉洋さんのあたりは、頭にすぐ浮かんで楽しかった。

  • 月刊誌「ダ・ヴィンチ」に掲載されたものを集めたエッセイ。

    大きな病気の後の「ひとりエッジ」のライブの時、
    息子が「源ちゃん見てくる」と言ってヒッチハイクで武道館まで行った。
    そのことを思い出した。
    楽しそうだったので
    今も星野源を見るとそのことを思い出す。


    優しく面白く真面目で楽しい、素敵なエッセイだった。
    優し人は人として強い。
    その強さが優しい言葉の中に溢れているようだった。

    紅白にまつわるいくつかの話が好きだなぁ。
    紅白歌合戦、私好きなんだよなぁ。
    あれはなんだかんだ言っていいよ。
    同じ時間の民放より私は、ここはNHK推し。

    紅白話のほかにもホロリとなる人のお話がいいなぁ。
    あ、妄想でやっつけるのも好きだけど。

    「強さ」はたくさんの「優しさ」でできていて
    「優しさ」はたくさんの「寂しさ」と「涙」からできている
    と思うのです。

  • 「人生は旅だというが、確かにそんな気もする。
    自分の体を機関車に喩えるなら、
    この車窓は存外面白い。」

    星野源の面白さと、哲学と、
    精確さのすべてを注ぎ込んだ、
    誠意あふれるエッセイ集。

    元々は書店で働いていた時に
    「この役者さんのエッセイすごい売れるなぁ…」
    くらいの認識だったのですが
    ドラマやコント番組などで
    星野源さんを見ているうちに
    私も好きになったので読んでみました。

    静かで淡々とした中にも優しさが垣間見えて
    懐が広い人だなぁ…という印象。
    夜の寂しさ、支えてくれる人たちへの感謝と愛情
    子供の頃に感じていた孤独感。
    人に対しての目線が温かく
    大好きな大泉さんへの思いや感情は
    読んでいるこちらが嬉しくなる感じがしました。
    ファンはもちろん、ファンでない人も
    好きになりそうな、人柄がにじみ出たエッセイでした。

  • 源さんの本は何冊か読んでいるけれど、こちらが1番好きだった。これからも体調に気を付けながら活躍して欲しい。

  • 星野源が好きだ。
    ミュージシャン、役者、作家。
    憧れの職業を全部こなしている。すべての仕事で輝いている。面白い人だと思うし、かっこいい。センスもあって努力もしてて、すごいなぁ憧れてしまうなぁという感じ。一言で言えば、好きなのだ。

    明るくて華やかな世界の話題もあれば、部屋に籠って一人で過ごす時間のことも書いてあって面白かった。
    詳しくは触れていないのに、何度も少しだけ登場する小学校のエピソード。星野源は人のことが好きすぎて周囲から嫌われちゃったのかな。もしかしたらいじめがあったのかもしれない。パニック障害ようなものがあったから、家から遠く離れた学校に時間をかけて通ったのかもしれない。本人がはっきりと書いていないから推測でしかないけど勘ぐってしまうな。

    理解があり、優しさも持ち合わせた人たちが星野源を作ったんだろうなぁ。もちろん本人の才能と努力もありつつ。しかし細野晴臣さんの影響力はすごい。never young beachも「細野晴臣さん細野晴臣さん」って言ってる。すごい。

    きっと数年も経たないうちに、星野源さんに憧れてミュージシャンになりました、とか、役者になりましたって言う人がわんさか出てくるんだろうな。
    見えないところでたくさん苦労しているはずなのに、ライトが当たる場所ではそんなことを微塵も感じさせずに、踊りながら笑う人。それが星野源。


    (もし、一部週刊誌が報じているように、星野源がガッキーと結婚したら、それこそ彼はすべてを手に入れることになる。星野源の職業、ミュージシャン、役者、作家。そして奥さんは新垣結衣……。うーん、羨ましすぎて嫌いになるかも)

  • 前のエッセイと比べて、とにかく明るくなったと言う印象。それだけ人に恵まれ、仕事に恵まれたからなのかな。辛い事を乗り越えて一周して、源ちゃんの明るさが文章から滲み出てて良かった。

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著者プロフィール

1981年、埼玉県生まれ。俳優・音楽家・文筆家。俳優として、映画『罪の声』で第44回日本アカデミー賞優秀助演男優賞受賞。音楽家としては、近年に『SUN』『恋』『ドラえもん』『アイデア』『創造』『不思議』など多数の楽曲を発表。また、著作に『そして生活はつづく』『働く男』『よみがえる変態』がある。音楽、エッセイ、演技のジャンルを横断した活動が評価され、2017年に第 9 回伊丹十三賞を受賞。

「2022年 『いのちの車窓から』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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