北欧女子オーサが見つけた日本の不思議4 (メディアファクトリーのコミックエッセイ)

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  • Amazon.co.jp ・本 (176ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784040697161

作品紹介・あらすじ

来日して7年。少しずつ理解が深まる日本と、相変わらず発見に溢れる日本。その両方を楽しみながら、北欧女子オーサの冒険は続く。
突然の引っ越し、念願のうさぎ島、日本で出会った親友との故郷スウェーデンの旅、そして魅力あふれるスウェーデン文化――。
朝日新聞beの人気連載に加え、ブログ未公開の描き下ろし80ページ超を収録。
完全オールカラー&スウェーデン旅や日本文化体験の写真も満載した、スウェーデン人漫画家オーサが描く日本再発見コミックエッセイ最新作!

「他の国のことを分かりたい時には、その国の人と会って、話をして、交流するのが一番だと思います。私は日本語が話せない状態で来日をしてから今までに、国籍が違うことを忘れるぐらい仲の良い友達ができました。それは日本人の心の優しさの証明だと思います。そのことに対して、とても感謝しています。
他の国の人と付き合う時、言葉の問題はもちろんありますが、今回描いたスウェーデンの旅での陽子と姪っ子・甥っ子と同じように、同じ言葉を話せなくてもコミュニケーションはなんとなくとれます。不思議に思えるかもしれませんが、皆人間で、心は同じですから。
そういう意味でもこの漫画が、違う国の人と交流したい方への刺激になったら、それは一番幸せです。」
本書「あとがき」より

【目次】
第1章 日本文化探検編
第2章 スウェーデン旅行編
第3章 スウェーデン文化編
第4章 引っ越しと日常編

感想・レビュー・書評

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  • プロの漫画家として、仕事でいろんなことを体験してみるお話。
    いままでの日本で驚いたことだけじゃなくて、日本の行ってみたかったこと、やってみたかったことを実行して、「外国人」としてどう思うかが楽しい。
    ほんのりとぼけた感でやっぱり楽しい。

  • 北欧女子オーサの本はこれで5冊目。
    スウェーデンで生まれ育ったオーサが日本にきて
    不思議に思ったこととか、いろいろ書いているんだけど

    じつは私も「えーっ!そうだったの?!」
    と教えられること満載。
    あまりにも日本の事をしらなかった私。

    とくに今回は私の心に深い傷をつけてくださいましたです。

    日本語では難しい=「ノー」
    「お子さんはピアノお上手ですね」=「うるさい」
    「月が綺麗ですね」=「愛している」
    「ごめんなさい」=「もう会いたくない」

    私、近所のかたから「ピアノお上手」と言われて、
    何年も得意になって弾いていました。
    真実を知った今ひどく落ち込んでいます。

    それともうひとつ、この本で興味を持ったのは、オーサのお姉さんが
    4人のお子さんを連れて離婚したということです。
    このあとどうなるか、とても興味があります。

  • スェーデンの話
    公衆トイレが少ない。ナチュラルトイレ(森でする)という言葉がある
    太陽が出てくると拍手
    3面鏡みたいなもので顔を焼く
    半分くらいの人はサマーハウスを持っている
    ダニ退治はお酒&コロコロテープ
    チーズスライサーは必携アイテム
    敬語廃止、1967年
    人見知り、知らない人とは話さない
    奨学金制度は海外留学生でも対象
    8月はザリガニを食べる
    アルコールは政府の店でしか買えない
    ※度数3.5パーセント以上
    綺麗な家は無駄な人生の証
    ちょっと汚いものは腹を洗ってくれる
    ---------------
    日本
    うさぎ島訪問、婚活パーティ、猿島
    千葉市プロモーション、ガングロカフェ
    競馬、剣道、秋葉原神社

    作者が好きという「blue」は(魚喃 キリコ)
    一瞬、山本直樹かと思ったよ





  • 定番の取材に加え日本人親友とのスウェーデン旅行、千葉旅行の話。

    スウェーデン旅行の話はいつもと逆で、日本人からみたスウェーデンの不思議って感じで面白かった!

  • スウェーデンと日本の架け橋のオーサさん
    スウェーデン人から見る日本、
    スウェーデンのお国柄を知ることができ
    面白かったです✳︎

  • スウェーデンに帰国した時の話やルームシェアしていた友達が故郷に遊びに来たり、色々と盛りだくさんで面白かったです!
    ルームシェアしていた部屋がまさかの引越しだったり、狭い部屋の工夫だったり(笑)新しいルームシェアは、私も驚くことがあったり楽しかったです。スウェーデンでは、サウナでも喋りOKな所もあれば、お喋りNGとこもあるのが少し日本ぽいかなって思いました。

  • 日本在住のスウェーデン人によるコミックエッセイ4巻目。
    今回はハウスメイトの日本人女性友達がスウェーデンに行ったのでその話がメイン(といっても、4章のうちの1章分だけだけど)。
    スウェーデンでは男女混浴サウナは水着禁止のところも多いらしい。そりゃあ、日本人女性は困惑するだろうなぁ。
    後、スウェーデン人は極端に公平性にうるさかったり、平等主義なんだなと思った。
    割り勘はきっちり1円単位で行うし、誕生日パーティーは仲のいい友達以外のクラスメートも呼ばないと不公平だと思われるのだとか。なんだか面倒くさい国だなぁ。作者によると、社会民主主義な国だからだろうとのこと。
    ただ、今回の話では作者が体験した日本の婚活パーティーの話があって、プロフィールカードに女性は「得意料理」の欄があり、男性は「年収」の欄があるのは作者のいうとおり性差別だと自分も思う。せめて性別によって求めてるものを考慮するにしても、どちらにも「得意料理」も「年収」の項目も用意しとけよと思う。
    それにしても、なんで作者はこんなにガングロ文化を好んでいるのだろう。相撲とか芸妓さんみたいに大事に守ってほしい日本文化だと思ってるらしい。何がそんなに惹かれたのだろう?(関係ないけど、芸妓についてこの本では「げいこ」とフリガナがうってあって自分もそう読んできたけど、「げいこ」で変換してもでてこなかった)
    後、今回は作者がうさぎ島(大久野島)に行った体験も描かれてあったのだけど、うさぎをだっこすることは禁止ということを初めて知った。これは確かに、ちょっと辛いかもしれない。
    それにしても、スウェーデンの福祉制度は何度聞いてもすごいなと思う。大学が無料どころか、留学生にも奨学金(月4万円ぐらい)がもらえるらしい。アルバイトせずに勉強に100%集中できるって本当、いい国だなと思う。もちろんその分、税金が高いのだろうけど、税金が高いことについては特に不満はないのだろうか。
    そして今回は、またシェアハウスが変わったという話も。そこには他にもスウェーデン人がいるそうなのだけど、その彼の話は全くなかった。あまり話すことないのだろうか。
    アイスクリームとミルクアイス(後、ラクトアイスも)の違いは日本人でも知らない人多そう。作者からするとそれは、偽物商品と同じようなものだとのこと。後、バター風マーガリンとか、乳飲料(牛乳風)とか、発泡酒(ビール風)のも偽物商品だとのこと。少なくともうちの会話では、アイスクリームといったらラクトアイスも含むし、牛乳といったら乳製品も含むことが多い。

  • 日本でいろんな体験をしてみたり、スウェーデンの文化を紹介したり、2、3巻をすっ飛ばして読み始めたから
    一気に著者個人の視点から視野が広くなったと感じた。
    日本があらゆる場面で極端なのは共感する。全か無か、差が激しいよね。
    本や商品のパッケージ、サイトの見た目がシンプルなのは羨ましいな。目から入る情報が多いと疲れやすいから。
    仕事に対しての考え方もすごく羨ましいけど、アメリカのように実力主義なのかしら。
    人生において余暇がメインという考え方は同じだけど、仕事が出来ないと切られるとしたら、私は外国で生きていけないな泣
    ま、実際やってもいないから分かんないけど。
    そしてギャルの方たち、かっこいいよね。

  • 偶然だけど昨日図書館廃棄本のスウェーデン語入門を受け取った(申し込んだ事自体忘れていた)。スウェーデン語、発音がわかるくらいにはなりたい。

  •  新刊を見つけて読もうとして、前巻をまだ読み終わってないことを思い出し慌てて読了。
     ナンバリング入った4巻なので基本構造は割愛。
     四コマなマンガエッセイ。

     今巻の特徴は、スウェーデンから日本に来たオーサ嬢のギャップネタだけではなく、日本のルームメイトがスウェーデンの文化に触れたギャップのネタも含まれている辺り。
     
     著者が日本に来て勘違いから失敗し、正解を教わってびっくりする流れが基本。
     正解の解説も載った、雑学にもなるマンガエッセイ・・・の側面もあるはずではあるけれど・・・。
     この正解も、諸説あるものが多く、一面しかとらえていないのでこれはこれで間違った解釈と言えちゃう気がする。
     教えた人が知っていた知識に偏っているのか、著者が咀嚼した際にこぼれたのか(なんとなく後者な気もする)。

     日本式マンガを引っ提げて日本で活躍しているわけで…。
     エッセイ系以外のマンガ作品を読みたい。

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著者プロフィール

1983年生まれ、スウェーデン出身。幼い頃にアニメ『セーラームーン』と漫画『犬夜叉』を知って漫画家になることを決意、2011年に東京へ移り住む。 一番好きなアニメは『少女革命ウテナ』、一番好きな漫画は『NANA-ナナ-』。一番好きな日本食はラーメン。著書に累計27万部の『北欧女子オーサが見つけた日本の不思議』1~5巻、『北欧女子オーサのニッポン再発見ローカル旅』『北欧女子オーサ日本を学ぶ』(いずれもKADOKAWA)、『さよならセプテンバー』1~3巻(クリーク・アンド・リバー)がある。

「2023年 『北欧女子オーサ、日本で恋をする。』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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